下院軍事委員長が今年の重点を語る
13日、共和党のMac Thornberry下院軍事委員長が「National Press Club」で講演し、2016年に取り組む重点事項について所信を語り、具体的には「Third Offset strategy」「サイバー」「核抑止」「特殊作戦能力」「調達改革」に触れた模様です。...
View Article米空軍2015年度の飛行事故統計
7日付米空軍web記事は、米空軍2015年度の飛行事故統計の概要を紹介し、非常に事故が少なかった2014年度からの増加を報じています。 なお、ここでいう米国の予算年度とは、2015年度の場合は「2014年10月1日~2015年9月30日」を指します 事故増減の背景まで細かく突っ込んだ分析はありませんが、小さなとこからコツコツと精神で、2013年度の統計も一部含めてご紹介します。...
View Article「砂漠の嵐」作戦25周年:過去の栄光は今・・
米空軍の絶頂期だった「砂漠の嵐」作戦25周年 25年前の1991年1月17日、イラクのサダム・フセインに侵略占領されたクウェートを解放すべく、「砂漠の嵐作戦:Operation Desert Storm」が開始され、約6週間の航空作戦とそれに続く約100時間の地上作戦でクウェートは解放され、イラク軍は大きな被害を受けました...
View Articleスウェーデンが人材確保難で徴兵復活検討
13日付Defense-News記事は、スウェーデン外務大臣が、軍の人材確保が困難になりつつあるため、2010年に一度廃止した徴兵制を何らかの形で復活させることを検討する必要があると講演したと報じています また、世論調査では、7割以上が徴兵制復活に賛成で、反対はわずかに16%だとも報じており、興味深いのでご紹介します...
View ArticleNG社が考える第6世代戦闘機の論点
14日、Northrop Grumman社(NG社)が記者団をカリフォルニア州の研究拠点に招待し、同社が検討中の第6世代戦闘機(F-22やFA-18の後継として2030年代に導入)のコンセプトについてアピールした模様です F-35の開発や製造がまだまだ序の口の段階にありますが、次期戦闘機に関しては米空軍が基礎的な検討を開始し、Lockheed...
View Article「無人機の群れ:Swarm」で艦艇の攻撃や防御
4日付Defense-Techによれば、米海軍が、安価な無人機の「群れ」をグループとしてコントロールする試験を今年の夏に予定し、将来の攻撃兵器や防御手段として検討しているようです。 「無人機の群れ」を最も精力的に研究しているのが、「群れ」を艦艇への脅威と切実に感じている米海軍で、「群れVS群れ」の空中戦(Aerial Combat Swarms)まで研究している科学者が存在しているそうです...
View ArticleCSISが議会要請でリバランスに提言レポート
19日、シンクタンクCSISが米議会から委託されたアジア太平洋リバランスに関する提言レポート「Asia-Pacific Rebalance 2025」(約270ページ)を発表し、国力を増す中国を主要な脅威と捕らえ、オバマ政権による戦略も資源配分もなく、ただ演説や形容詞に満ちた抽象的な文書だけが飛び交う現状を厳しく捕らえ、大きく4つの提言を行っています...
View Article米国が台湾に中古ハリアー売却の可能性?
よくわからない怪しい記事ですが、ご参考に 16日付台北発のDefense-News記事は、米国政府筋の情報として、台湾空軍が米海兵隊が引退させる中古AV-8ハリアーを購入する機会を得るだろうと報じています。 一方で同記事は、中古ハリアーが能力的にも維持経費的にも台湾空軍を満足させる装備では無く、また台湾空軍は「実現可能性が無い」F-35B購入を米国に強く要望しているとも報じています...
View Article米空軍の宇宙への姿勢をシフトする
14日、シンクタンクCSISが主催した「Smart Women Smart Power Initiative」で討議に参加したJames空軍長官は、宇宙ドメインの扱いを他のドメインと同様にするための「cultural shift:文化の転換」が必要だと語りました...
View Article匿名国防省幹部がA-10引退要求は延期と
13日付各種米軍事メディアが、米空軍が2年前から要求してきたA-10攻撃機の全廃要求を当面取り下げると報じており、対ISや対露で存在感を見せているA-10の存続要求派から歓迎するコメント等がでています。 正式には、2月初旬に政府が公表する2017年度予算案で明らかになるのですが、いわゆる一つの「事前リーク」です...
View Article欧州米海軍司令官:妨害対処を考えよ
先週、欧州米海軍司令官のMark Ferguson大将が米海軍協会の水上艦艇総会で講演し、ロシア艦隊と対峙することが増加している第6艦隊の主要幹部に、センサーや通信等に関する電波発射を厳しく吟味するよう繰り返し注意していると語りました...
View Article国防省試験評価部長:現F-35計画は非現実的
22日付Defense-News記事は、米国防省Michael Gilmore試験評価部長のメモを入手し、既に遅延しているF-35ソフト開発について、米国防省F-35計画室が現在発表している計画が「現実的でない:not realistic」と指摘しているとスクープしています...
View Article慶応の神保氏がOffset Strategy解説
25日付読売新聞13面の「論壇キーワード」で、慶応大学の神保謙准教授が「Third Offset strategy」を「第3の相殺戦略」として紹介しています。 これまでも折に触れ、神保氏は米国防戦略の解説を同コーナーで実施されており、「Cost imposing」との概念も「費用賦課戦略?」として以前紹介されていたような記憶があります・・・ 「Third Offset...
View ArticleF-35AとKC-46Aがそれぞれ「初試験成功」
年の初めですから、おめでたい話題を! 日本とも関わりの深い米空軍の最重要事業である開発中の「F-35A」と「KC-46A」が、それぞれの課目で「初試験」に成功しました。 F-35は短距離格闘戦ミサイル「AIM-9X」の初発射試験、KC-46Aは初の空中給油試験に成功したとのニュースです 空軍用F-35が赤外線ミサイル9X初発射...
View Articleハリス司令官個人的見解:島々は中国に属さない
「I made clear my personal view that those islands do not belong to China」 27日、ハリス太平洋軍司令官がCSISで講演し、中国を含む担当地域諸国との関係について語り、インドとの関係を重視し、タイとの関係が懸念との見方を披露しています。...
View Article米国防長官が「force of the future」に追加策
28日、カーター国防長官が会見し、就任直後から取り組んでいる人的施策改善検討「force of the future」に関する追加施策を発表し、産休の延長、基地内託児所の時間延長、同一勤務地での連続勤務の柔軟化、体外受精を含む出産支援などについて言及しました。 これまでの「force of the...
View ArticleF-35AとB型が英航空ショーで海外デビューへ
26日、米海兵隊と米空軍はそれぞれ、今年7月に英国で開催される2つのエアショー「Royal International Air Tattoo」と「Farnborough International Airshow」に、F-35A型2機とF-35B型2機をそれぞれ参加させると発表しました 「Air Tattoo」が7月7日から9日、「Farnborough」が11日から17日です。...
View Article米軍サイバー司令官:8割は個人の意識で解決
1月21日、米軍サイバーコマンド司令官(兼ねてNSA長官)のMichael Rogers海軍大将がAtlantic Councilで講演し、2016年の戦略的優先事項について語っています。 同コマンド司令官として2年勤務した経験も踏まえ、なかなか細部に踏み込んで語れない分野ですが、米国や米軍におけるサイバー分野での関心事項が伺えますのでご紹介します...
View Articleイラン無人機が米空母の写真撮影か?
イランが、1月12日にアラビア海を航行中の米空母Truman (CVN-75)に対し、無人機と潜水艦で偵察を行い、米側に気づかれずに写真&映像撮影に成功したと準国営メディアを通じて発表していた件に関し、米海軍が1月29日付声明で武装していない無人機の接近は把握していたと反応しました...
View ArticleUCLASSは空中給油機CBARSに大後退?
追伸、カーター国防長官は2日午前ワシントンDCのEconomic Clubで2017年度予算案について講演しましたが、本件に関し言及しませんでした...
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