本当にエコ?:CO2排出で見た燃料電池車
月刊誌Wedge1月号は、トヨタが特許を開示してまで普及を推進する水素燃料電池車(FCV)について特集し、「水しか排出しない究極のエコカー」とのふれ込みが本当にFCVを正しく表現しているのか追求しています つまり、走行時には「水しか・・」のエコカーであっても、エネルギー源となる「水素」の製造過程まで考えると、「究極の」と表現するほど二酸化炭素CO2が削減できるわけではないとの主張です...
View Article国防長官コメント:米印の国防協力合意に
25日、ヘーゲル国防長官はオバマ大統領とインドのモディ首相との間で合意された「国防協力合意:agreements on defense cooperation」に関する声明を発表しました 長官はこの合意を「ground-breaking agreements:画期的な合意」と表現しており、「1歩前進2歩後退」状態にあった両国軍事協力が「2歩前進」したのかもしれません...
View ArticleF-35をNIFC-CAのセンサーとして試験へ
22日付Defense-Tech記事はLockheed Martin社幹部の話を引用し、米海軍が想定しているA2AD対処の作戦構想NIFC-CAで、F-35を「センサー」として活用する試験計画を紹介しています 時期的には「今年か来年」とのぼんやりとした話ですが、第5世代機であるF-35を「shooter」ではなく「センサー」として位置付けている点が興味深いので取り上げます...
View Article6年ぶり中国軍が「日本威圧」の軍事パレードへ
27日、中国版「Line」と言われる「WeChat」の人民日報アカウントが、第2次大戦終戦70周年を記念し、中国軍が6年ぶりに大規模軍事パレードを行うとのメッセージを掲載して話題を集めています 香港発の報道を引用する形ですが、「frighten...
View Article「ハンブルグぶん獲り」シナリオに学ぶ
28日付フェイスブック「Tokyo Trilogy」で、辰巳由紀さんが先日米国防省を退任した米戦略界のレジェンド(ヨーダとも)Andrew Marshall(93歳)の伝記「The Last Warrior」を取り上げ、「日本との関係で考えさせられた」部分を紹介しています なお「Tokyo...
View Article寂しげなヘーゲル国防長官の退任式
28日、ペンタゴン近傍の米軍基地でヘーゲル国防長官の「armed forces farewell:米軍主催の退任式」が実施され、オバマ大統領、バイデン副大統領、Work副長官、デンプシー統合参謀本部議長等々が参加しました 悪天候のためのか、照明等の演出のためなのか、夜しか時間が取れなかったのか、室内で行われた式典でした。...
View Article米空軍特殊部隊AC-130にレーザー兵器を
27日、米空軍特殊作戦コマンド司令官が講演で、同コマンドが計画している精密近接航空支援に特化したAC-130J型へのレーザー兵器又はエネルギー兵器搭載を追求したいと語りました 29日付Defense-Techによれば ●米空軍特殊作戦コマンドのBradley...
View Article米陸軍は何を?:国防省ASB室閉鎖の中で
24日付Defense-Newsは、先日ご紹介した米国防省エアシーバトル室閉鎖と統合参謀本部J-7への業務移管に関連し、米陸軍がどのような動きを見せているか報じています 「エアシーバトル室」から「除け者」にされた腹いせに、海兵隊や特殊部隊コマンドと結託して独自のコンセプト検討を立ち上げたり、海兵隊に嫌がられながら海兵隊の「まね」をしたり・・の様子が皮肉っぽく紹介されています...
View Article米空軍がF-35融合室を格上げ
1月30日、米空軍はF-35融合室(F-35 integration office)の体制を、4名から12名に拡大し、室長(director)を「大佐」から「少将」へ格上げすると発表しました。 米空軍の準備室はその名の通り、新機種であるF-35の米空軍への融合を図る任務を担っているそうです。 今日のお話は、米国防省のF-35準備室(F-35 program...
View Article米国防省2016年度予算案の方向は
「過去5年間の国防費削減を反転させるのが2016年度予算案だ」 2日、オバマ政権の2016年度予算案が公表され、国防予算について国防副長官と統合参謀副議長、更に予算担当次官等が会見や声明を発表しています。 当然ヘーゲル長官とデンプシー議長が会見を行うのが筋でしょうが、ヘーゲル長官は退任式を終えた身でもあるので、Bob...
View Article米空軍技術諮問会議の3つのテーマ
1月31日付Defense-Newsが、同27日から集中検討会議をスタートした米空軍委託の科学技術諮問会議(SAB:USAF Scientific Advisory Board)の検討テーマを、委員長の解説で説明しています。 検討は結果は7月に米空軍首脳に報告され、最終レポートは年末に提出されるようです SABの委員長はWerner Dahm氏で、前米空軍首席科学者を勤めていた経歴の人です。...
View Articleマケイン議員:大統領府はカーター新長官を無視する
4日、次期国防長官候補者であるAshton Carter氏が上院軍事委員会のヒアリングに臨みましたが、同委員会の委員長であるマケイン上院議員は、ホワイトハウスはカーター新長官を無視するだろうと語りました。 この発言は、ヒアリングの休憩時間に記者団に向けて行ったものであり、オバマ政権が外交・安全保障を側近数名だけで決定している様子を痛烈に批判したものです。...
View Article空母艦載無人機UCLASSの選定延期
4日付Defense-Tech記事によれば、空母艦載無人偵察攻撃機UCLASS(Unmanned Carrier Launched Airborne Surveillance and Strike System)の機種(企業)選定開始は、要求性能をめぐる国防省と米海軍との議論が収束せず、2016年まで遅れる模様です...
View Article映像「2分間ブリーフィング」米海軍原潜
Military.comが最近スタートした映像「Two Minute Brief」シリーズ。「歴史」と「現在の姿」の両方を、2~3分間のコンパクトな映像で紹介するシリーズです 既に「空母」と「原子力潜水艦」が公開されていますが、今後が楽しみです 今日ご紹介は「原子力潜水艦」 ●1955年に初の原子力潜水艦「ノーチラス号」が就航。連続活動時間が10倍になるなど飛躍的な性能向上が図られた。...
View Article米国が国家安全保障戦略(NSS)を発表
6日、オバマ政権が国家安全保障戦略(NSS:National Security Strategy)を発表しました。オバマ政権としては、2010年以来2回目。分量は29ページで、「安全保障」「繁栄」「価値」「国際秩序」から構成されています オバマ大統領は序文で、「国際秩序の構築には米国の指導力が不可欠」とし、「問題は、米国が先導すべきかどうかではなく、どのように先導するかだ」と力説。...
View ArticleF-15から小型衛星発射(ALASA)試験へ
5日、米国防省の高等研究計画庁(DARPA)が、需要が急増する小型衛星をF-15戦闘機から軌道に投入する打上装置の試験を、今年末から開始すると発表しました 低高度軌道(LEO)に、100ポンド以下(約48kg以下)の衛星を、24時間以内に、1回1億円程度以下で投入することをターゲットに、第1段階の基礎的な設計を終了し、第2段階の試験発射に向かうとのことです...
View Article中国海軍がインド洋に第4の艦隊!?
6日付Defense-Newsは、不確かながらメディアが取り上げるようになった、インド洋を担任海域とする中国海軍「第4の艦隊」に関する分析記事を掲載しました 具体的な媒体名は不明ですが、中国語のローカル媒体や西側軍事産業界の報告書などが、その可能性を示唆しているようです。...
View Article欧州NATOで米国製兵器を共有へ
4日、米国防省の国際協力機関であるDSCA(Defense Security Cooperation Agency)が、欧州NATOに米国製兵器の「共同購入」「共有」を認める「2年間の試行」を開始すると発表しました 「lead-nation...
View Articleトマホークが移動目標攻撃に成功!
1月に行われたトマホーク巡航ミサイル「Block IV」の海上移動目標攻撃の試験で、発射後にFA-18からの最新目標情報を入手しつつ飛翔した同ミサイルが、移動する目標艦艇に命中したことが明らかになりました。...
View ArticleCSBA報告書:米国の潜水艦優位が危機に
1月末、CSBAが潜水艦作戦を含む水中作戦の動向を「The Emerging Era in Undersea Warfare」との報告書で発表し、潜水艦探知技術や探知妨害技術、無人システムの発達や水中通信の技術発展を取り上げつつ、これまで米国が保持してきた優位差が急速に埋まりつつあると警鐘を鳴らしています。...
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