同盟国に依存!?:米空軍が予算削減の苦悩を
5月24日、国防省で記者会見を行ったドンリー空軍長官とウェルシュ空軍参謀総長は、収束のめどが全く無い予算強制削減の影響を、10月以降の2014年度予算年度までを視野に入れて訴えました。 米軍幹部の立場での訴えですが、今後29日に4大政策シンクタンクの対案が出てきた際に、どう反応するかを見据えご紹介いたします また、同盟国への期待をにじませており、この方面での日本への影響についても今後注目されます。...
View Article海軍士官学校にサイバー専攻課程誕生へ
8日付Defense-Techが、米海軍士官学校が化学や物理や機械工学と並び、サイバー作戦を専攻課程の一つに付け加える準備を進めていると報じています。 陸海空と並び、サイバーと宇宙も新たなどメインだと主張する米軍ですから当然と言えば当然ですが、大学生レベルの教育課程にサイバー専攻を設置するのは、全米でも初めてになるようです。...
View Article米国で森本発言が話題「日本のF-35購入遅れる」
10日付Defense-Newsが、トップ記事扱いで森本前防衛大臣へのインタビュー記事を掲載し、森本氏の「価格高騰や円安の影響で1~2年は購入を遅延することになろう」との発言を紹介しています。 この発言は、海外F-35購入国が総崩れ状態にある中、米国軍事メディアの格好の材料となり、防衛省報道官への「突撃インタビュー」まで行われるヒートアップ振りとなっています。...
View Article無人機の一般空域飛行に向けて
3日付Defense-Newsは、4月下旬にスペイン沖の大西洋で行われた欧州の国際共同で進む「無人機の衝突回避試験」の様子を紹介し、無人機が有人機と同様の空域で飛行できるようにするための努力を紹介しています 同時に、無人機の民間分野への参入を製造企業が懸命に推進する中で、民間操縦者の「職域防衛」のために足踏みしているとの「いずこも同じ」現象も紹介されています。...
View Article太平洋空軍が新戦略発表ですが・・
11日、太平洋空軍司令官Carlisle空軍大将が「PACAF Strategic Plan 2013」を発表し、国防省としてのアジアリバランスや予算縮減の中で、太平洋空軍がどのような指針で任務を遂行していくのかについて示しました。 現物を見ていませんが、米空軍webサイト記事の解説によると、戦略と言うよりは「勤務するに当たっての重視事項や心構え」とイメージに近いような気もします。...
View Article国防次官:F-35は「2~3年前と比べると進歩した」
13日、F-35に関わる米国防省、企業トップ、そして開発パートナー国等の代表が一堂に会する会議が開催され、これまでF-35に関して厳しい発言を繰り返してきた国防省関係者から「昨年の会議より遙かに良い雰囲気だった」との発言が相次ぎました...
View Article米軍幹部:議員提案の新BMD基地は不要
ご案内です! 過去の記事検索にお困りの方が多いようです。 ←左の「検索ボックス」を利用していただくほか、Google等の検索エンジンでも 「東京の郊外より キーワード」で検索いただくと、かなりの記事がヒットします。是非お試しを! 例えば「東京の郊外より 無人機」等...
View Articleノルウェーが女性徴兵へ:究極の平等めざして
「女性参政権100周年に当たる今週中に議会で合意でき、歴史的な日となった」 14日ノルウェー議会は、欧州で唯一、女性の徴兵制を採用する方向で合意しました。日程は未定ながら、反対している少数政党の「キリスト教民主党」を除く大勢の賛同を得て、近く議決される見込みです...
View Article無人機はレンタルの時代へ!?
14日付Defense-Techが、具体的情報には掛けるものの、興味深い記事を掲載しています。 予算削減の流れの中、これからは無人機を購入するだけでなく、必要時に「レンタル」で無人機を一時的に借用して運用する時代になるとの内容で、複数の有名企業が「パリエアショー」で宣伝予定だと言うことです。 14日付Defense-Tech記事は・・・ ●カタパルトのような発射機で離陸させるRQ-7B...
View Article仏空軍が操縦者2層化管理へ
仏空軍参謀総長のDenis Mercier大将は、仏空軍は厳しい予算削減の中でも第一線パイロットの技量を維持するため、戦闘機で訓練飛行を十分出来るグループとそうでないグループに2層化して管理する方針であると語りました。 また十分戦闘機で訓練飛行できないグループの技量維持用に、飛行コストの安い新型練習機を導入の方針で検討を進めているとも明らかにしました。間もなく機種選定に入る模様です。...
View Articleオスプレイ海外商売が好調の予感!
17日、開催中のパリエアショー会場で会見した米海兵隊のオスプレイ計画責任者Masiello大佐は、オスプレイに対する諸外国の評価が高く、今後10年間で100機販売できる可能性があると自信たっぷりに語りました。...
View Article戦闘機命派の包囲網強化へ
「センサーとロボット兵器(無人機等)の発達により、世界の兵法は大きく変化しつつあります。尖閣上空の制空権確保にしても、昔のような戦闘機同士の空中戦はほぼあり得ないでしょう。戦闘機の数のみを比べても、あまり意味のない時代になりました」 17日付WEDGEサイト掲載の「世界潮流を読む 岡崎研究所論評集:台頭する中国海軍への米国の対応策」との論説の末尾に登場した表現ですが、本当に感慨深いです。...
View ArticleA-10やB-1全廃案とF-35死守の陰
17日、米空軍参謀総長のウェルシュ大将が空軍協会主催の朝食会で講演し、予算強制削減に対応するため、A-10やB-1部隊の全廃も視野においていると語りました。 一方で、F-35の導入については、「4世代機で敵対者の5世代機と対峙することは、死ぬことを意味する」として議論の余地がない優先事項だと主張しました...
View Article英国防省「地球外生物ETは存在しそうもない」
英国防省の機密文書公開 「extra-terrestrials(地球外生物) likely did not exist, and in any case did not pose a threat」 21日、英国防省の公文書公開により、英国防省内にあった「UFO対処課:UFO desk」が4年前に閉鎖されたことや、閉鎖時に当時の国防大臣に報告された報告資料の内容等が明らかになりました!...
View Article中国製展示品(パリエアショー)が米国製にそっくり
19日、ヘーゲル国防長官がネブラスカ大学で講演し、サイバー分野は厳しい予算の中でも最優先事項だと改めて訴えています。 一方、そんなタイミングのパリエアショーでは、中国の航空産業が派手に米国製航空機とそっくりの戦闘機や無人機を堂々と展示し、話題を呼んでいるようです 19日ヘーゲル長官はオマハ分校で講演し...
View ArticleNATOに激震:トルコが中国製防空システム導入へ!?
23日付Defense-Newsがトルコ国防省関係者の話として報ずるところ、トルコ国防省が現在実施中の防空ミサイルシステム(航空機とミサイル対処の両方)の選定において、価格と共同生産可能(技術供与を含む)な点が評価された中国製システムが導入される方向にあるとのこと。...
View Articleドンリー空軍長官退官:同性愛者が臨時長官に
21日、空軍長官として史上最長の5年にわたる勤務を終えたMichael Donley氏が引退しました。 退任式はヘーゲル国防長官やカーター副長官、ウエルシュ空軍参謀総長等々の列席の下、アンドリュース空軍基地で21日に行われています。ご紹介する写真は、全て退任式の模様です。...
View ArticleF-35:懐疑的3兄弟が議会証言
19日、米上院の予算関連委員会の国防小委員会でF-35問題が取り上げられ、2部に分けて聞き取りが行われました。第1部では国防省関係者から「大丈夫。課題もあるが先が見えてきた」証言があり、第2部では外部関係者から「問題の本丸に手がつけられていない。実行可能性無き計画だ」との指摘がなされています...
View Article中国の無人機作戦を考える
「中国はすでに尖閣諸島の写真撮影に無人機を使っている」 米国は中国の研究に膨大な資金と人材を投入しており、軍事部門は重要な注目点の一つとなっています。 研究は多様な手法で研究者が競争しており、香港経由等で多量の中国軍テキストや関連論文を収集・翻訳したり、ネット上の情報を丹念に収集整理したり、専門家のネットワークを構築して意見交換や分析討議等々を始め、あらゆるアプローチを試みているようです。...
View Article米軍トップ:中国は言った「サイバーにルールはないから違反もない」
中国は「サイバー世界にルールはなく、従って我々は何のルールも破っていない」と考えている 「米企業は独自に反撃を開始しており、影響を懸念」 27日、デンプシー統合参謀本部議長はBrookings研究所のイベント「Defending the Nation at Network Speed」で講演し、米中間で大きな問題となってきている中国によるサイバー攻撃問題について冒頭の表現で実態への懸念を表明しました...
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