混迷!?:UCLASSの提案要求書RFPドラフト発出
17日午後、米海軍の空母艦載無人偵察攻撃機(UCLASS)の提案要求書RFPドラフト(原案)が、機種選定に名乗りを上げている4企業に提示されました。昨年半ばには提示される予定だったRFPですが、その内容を巡り海軍内で議論が紛糾し、延び延びになっていました 残念ながら、これまた紆余曲折を経て同文書は最終的に「非公開:Official Use...
View Article米国防省の研究開発予算を分析する
20日付Defense-Newsが、米国防省の研究開発・試験評価(RDT&E — research, development, test and evaluation)予算を分析し、全体の予算額からだけでは見逃しがちな問題点や課題を指摘しています。...
View Article黒海で米露軍がイルカ対決へ!
22日付Defense-Tech記事は、ウクライナを巡る米露の対立により、両国軍が兵器として育成訓練してきた「イルカ」が黒海で対峙することになるかもしれないと報じています イルカの直接対決は少々大げさな様ですが、歴史ある「非公開海洋ほ乳類プロジェクト」のさわりと、その後継となる予定の無人水中艇の状況を合わせてご紹介します 22日付Defense-Tech記事は...
View Article記事「ステルス機VS電子戦攻撃機」
米海軍トップ「ステルス機は間違いなく今後10年間は有効だろう。しかしそれ以降考えると、私は電磁波を制圧する航空機とコンビを組む必要があろうと思う」...
View Article豪空軍が追加で58機F-35購入へ
23日、豪州のアボット首相が追加で58機F-35を購入すると発表しました。 豪州は約100機の購入を念頭に、F-35共同開発に参加していますが、開発の遅延や価格高騰の理由に14機の購入のみを公表し、正式契約は要員教育用の2機(米国内に配備)のみに止まっていました...
View ArticleあなたもMig-29戦闘機で飛べる!
ゴールデンウィークにいかが? ロシア企業の「MiGFlug」が、4世代戦闘機Mig-29を含む軍用機での体験フライトを商売にしているようです。価格は150万円から230万円程度で、25分から1時間のフライトとか 2人乗りの戦闘機の後席に搭乗可能で、超音速飛行や宙返りなどアクロバット飛行、超低空飛行や超高高度の大気圏リミット飛行など、様々な顧客の要望に応えてくれるそうです...
View Article「航空機予算が海軍より少ない米空軍」
23日、ウェルシュ米空軍参謀総長がプレスクラブで講演し、予算が強制削減されることを前提とし、しっかり訓練でき作戦可能な規模に米空軍を絞りこむ必要があると語りました。 そのため、2015年度予算案では「航空機予算が海軍より少ない米空軍」状態となるが、今後1年から1年半の間に方向性を決め、「トラウマを乗り越え」、将来に集中できるようにしたいと語りました 米空軍トップは腹をくくって...
View Article米空軍予算が支えるGPSシステム
4月号の米空軍協会機関誌が「What’s Next for GPS」との記事を掲載し、米空軍の予算で維持されていながら世界中で活用され、人々の日常生活の豊かさを大いに向上させているGPSシステムについて説明しています。...
View Article台湾が中国空母対処のウォーゲーム
23日付台湾紙「Taipei Times」は、台湾国防省高官が、5月に行うシミュレーション演習で、中国空母「遼寧」を含む艦艇戦闘グループへの対処に重点の一つを置いた状況設定を行う、と語ったと報じました 本報道を台湾国防省は否定も肯定もしなかったようですが、「Han Kuang」演習は実際に5月19日から23日に行われ、統合戦力の運用について机上で訓練を行うようです まず23日付台湾紙「Taipei...
View Article米海軍NIFC-CAで米艦艇を守る
26日付Defense-Tech記事は、これまで本ブログで米海軍の航空作戦構想だとご紹介してきたNIFC-CA(Naval Integrated Fire Control – Counter Air)構想を米艦艇にも拡大し、艦艇発射のミサイルで艦艇レーダー見通し外の目標対処も行う計画を紹介しています 「Baseline...
View Article国防副長官にRobert Work氏承認
4月30日夜、次期国防副長官に現CNASのCEOで、約1年前まで海軍省次官だったRobert Work氏が承認されました。オバマ大統領が候補者にノミネートしてから、約3ヶ月が経過していますが・・ Robert Work氏は、以前CSBAの研究員としても活躍し、海兵隊士官であった知見も生かし、海軍や海兵隊への改革案も提示していたところです。...
View Article中露海軍が尖閣北西で共同演習へ
5月末から、上海沖(尖閣北西)で中露海軍演習 安倍首相が基調講演のシャングリラ・ダイアログと同時期 1日付Defense-Newsが新華社通信の同日付報道を引用し、中国国防省が5月末から東シナ海で海軍共同演習を実施すると発表した、と報じています その日程は、安倍首相がアジア最大の安全保障イベント:シャングリラ・ダイアログで基調講演を行うタイミングにぶつけてきたようです! 各種報道を寄せ集めると...
View Article映像:空母遼寧J-15離着陸&米空母10大事故
中国に 教えてあげよう 長き道 本日はゴールデン・ウィーク企画で、空母運用に関する映像を2つご紹介します。 一つは最近撮影されたらしい、中国空母「遼寧」でのJ-15発着艦の様子。もう一つは、米空母で発生した10大事故映像です。 歴史上、空母の本格運用に成功したのは米国と日本だけです。米海軍は今日の空母運用を確立するまでに、多くの犠牲を払っています。確か100名以上の犠牲者が出ていると思います。...
View Article米国防省CIOの日系Takai女史が辞任
4月29日、米国防省のCIO(Chief Information Officer)、兼ねて国防相主任補佐官(IT担当)であった日系のTeri Takai女史が辞意を表明し、5月3日付で辞任しました。後任は決まっていません。 Takai補佐官の「deputy」であったRob Carey氏も1ヶ月前に辞任し、サイバー対策関連の民間企業に副社長として転職したようです...
View ArticleNATO諸国よ、財務大臣を交え語ろう
9月のNATO国防大臣会議に財務大臣も連れてこい 未来の世代は、我々が国防に投資したかを問うだろう 2日、ヘーゲル国防長官がWilson CenterでNATOを課題について講演し、欧州NATO諸国諸国で削減傾向にある国防費について、ウクライナ情勢を踏まえた現実を各国の財務担当者と共有するため、9月にウェールズで予定のNATO国防大臣会合に各国の財務大臣を連れてくるよう呼びかけました...
View Article米比豪が南シナ海でBalikatan演習開始
5日、米比豪の3カ国軍兵士約6000名が参加し、10日間の「Balikatan」演習が開始されました。「Shoulder to Shoulder」との意味を持つ演習名ですが、今回は海上での作戦行動に焦点を当てて実施されるようです...
View Article作戦サイクルなど機能するのか?
以下は概要です 細部は引用元も含め兄弟ブログ「輪になって踊らず」に →http://crusade.blog.so-net.ne.jp/2014-05-05 米軍は、予算的制約とイラク&アフガンでの疲弊から、対中国の新たな環境に十分に向き合えていません。...
View Article対中国軍事構想に進展なき中で思う
中国の軍事力増強が意味する「脅威の変化」を、つまり空中戦ではなく、弾道/巡航ミサイルやサイバー/宇宙戦への対処を考える必要があると訴えてきましたが、特に何の変化もないのを「むなしく」感じております 集団的自衛権や「グレーゾーン」を巡る政治レベルの議論が、「ため息の出る」レベルで終始している事も、この「むなしさ」に拍車をかける今日この頃です。...
View ArticleF-35:トルコが2機購入を発表
6日付トルコ国防省のプレス発表によれば、トルコは2013年1月に開発の遅れや価格高騰を理由として「一旦停止」していたF-35初号機2機の発注を行うと決定しました。 トルコ国防省のプレス発表は ●トルコはトルコ空軍の次期戦闘機の要求に対応するため、1999年に開始されたF-35開発コンソーシアムの当初からメンバーに参加している。...
View Article仏特殊部隊が「空飛ぶ車両」を!
仏軍と仏ベンチャー企業Vaylonが組んで、ハンググライダー形式のバギー型車両「Pegasus」を開発しています。既にプロトタイプが2013年12月に納入され、今後ペイロードを増やした本格生産型の検討に入り、2015年にはフル生産を目指すとか...
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