アラスカにBMD用の巨大新型レーダーLRDR完成
LRDRはイージスアショア用AN/SPY-7(V)1の原型 宇宙監視への活用も可能 将来的にはソフト更新で極超音速兵器の探知追尾の可能性も 12月6日、米ミサイル防衛庁MDAは、アラスカのクリアー空軍基地で行われていた地上配備型弾道ミサイル探知追尾レーダーLRDR(Long Range Discrimination...
View Article米空軍&宇宙軍で歩きスマホやポケットハンドOKに
2021年12月3日付の服装規則変更で 飲み物の持ち歩き飲みもOK 12月3日付で、米空軍長官から米空軍と宇宙軍に服装規則の改正指示が出され、2020年8月公開の内容が公式となり、タイトルに掲げたような、ちょっと驚きの改正となったようです。邪推ですが、10月に正式指示が出る予定が12月まで伸びたのは、空軍省内部で最後まで反対意見があったのかもしれません...
View Article米空軍がACEドクトリン発表
Curtis E. LeMayドクトリンセンターが起草 13ページのAgile Combat Employmentドクトリン 12月14日、米空軍が対中国を意識したACE(Agile Combat Employment)構想のドクトリンを発表しました ACE(Agile Combat...
View Article輸送機貨物庫から巡航ミサイル投下&攻撃試験
まずMC-130で実弾試験、来年春にC-17輸送機でも 今後パレタイズ搭載する弾種や数量増へ 輸送機内で最新の攻撃目標情報を更新し 12月16日米空軍研究所が、輸送機の後方貨物ドアからパレット搭載された兵器を投下するプロジェクト「Rapid Dragon program」の一環で、MC-130J特殊作戦輸送機から実弾搭載巡航ミサイルを投下して模擬目標攻撃に成功したと発表しました...
View Article米陸軍の将来C2「Project Convergence」5つの教訓
国防省&統合レベルのJADC2実現に 海は「Project Overmatch」、空は「ABMS」 そして陸は「Project Convergence」 12月2日、米国防省が目指す次世代指揮統制JADC2(Joint All-Domain Command and Control)の一環として、米陸軍が取り組む「Project...
View Article米海軍がセール(帆)で進む無人水上艇を吟味中
風だけで進み、太陽光でセンサー運用 全長約6m、高さ4.5mでウインドサーフィンのような 米沿岸警備隊も試験中 12月13日付Defense-Newsが、米中央軍の海軍がヨルダン南方の紅海で、加州のベンチャー企業「Saildrone社」が製造した「Saildrone Explorer」との「セール(帆)で進む無人水上艇」の試験を、10日から開始したと報じています 「Saildrone...
View Article米空軍の飛行中航空機のサイバー対処をMC-130で
航空機に関連機材を搭載してのデモ試験は初 飛行中の無人機含むアセットへのサイバー脅威を把握 米空軍が、特殊作戦機MC-130にサイバー関連機材を初搭載し、飛行中の作戦機や無人機を取り巻くサイバー脅威を分析対応するテスト飛行を12月8日に行い、特殊作戦部隊のMDT(Mission Defense Team)が任務能力を示したと発表しました 第27特殊作戦通信隊(27th Special...
View Articleイブの夜には・今年もやりますサンタ大追跡!
コロナだろうが何だろうが、NORADや応援企業やボランティアの尽力で、今年のイブもサンタ大追跡を敢行! このサイトで子供心を取り戻そう!!! →http://www.noradsanta.org/ 日本時間の24日午後5時頃からサンタが北極で活動開始! 日本列島通過は22-23時頃かな??? NORAD(北米防空司令部)からの予告映像 その1(NORADが準備中!)...
View Articleグアム展開MQ-4大型海洋監視無人機の1機が改修へ
SIGINT機能力付加し2023年再投入へ EP-3の代替として電子情報偵察も目指す 他の1機は引き続きグアムで活動継続 12月16日付Defense-Newsが、グアム島に2機展開していた米海軍の無人大型海洋監視機MQ-4C Tritonの1機が、電波信号収集能力を付加する改修のためフロリダ州の基地に帰国したと報じ、改修後の新型機が2023年に初期運用態勢確立を宣言する予定だとしています...
View Article宇宙太陽光発電エネルギーの電磁波伝送に大きな一歩
太陽光エネルギーを電波に変換するパネル試作成功 夢は宇宙で太陽光発電して地上の部隊に電力供給 米空軍研究所とNorthrop Grummanが共同研究 12月22日付Defense-Newsが、米空軍研究所がNorthrop...
View Articleロシアによるウクライナ侵攻危機を考える
米国の選択肢は? ロシアのレッドラインに変化? ロシアの戦略的目標は?、ロシアの非在来型介入に注意! 正攻法の軍事侵攻の場合ベラルーシに注目 12月10日付Yahoo-Newsで、小泉悠氏(東大先端科学技術研究センター特任助教)による「ロシアによるウクライナ侵攻の危機」との論考が公開され、その包括的な分析が高く評価されています。...
View ArticleUAEが米国との武器購入交渉停止表明
外交的な交渉戦術だとの見方もあるが 米国がF-35の使用制限を求めているらしく・・・ 中国軍事施設のアブダビ建設の懸念も 12月14日、UAEがトランプ政権下で合意した50機のF-35など約2兆6千億円の兵器購入交渉を「停止:suspend discussions」したと発表し、各方面に波紋が広がっています・...
View Article6年遅れ新型空母フォード最後の不具合修復完了
艦内11か所の兵器運搬エレベーター修復完了 遅れている戦闘システム等の搭載を22年春に終了か その後、任務態勢確立に向けた乗員訓練開始へ...
View Articleミャンマーとインドネシアの武器購入
インドネシアは米制裁恐れ露戦闘機断念 ミャンマーは中古の中国潜水艦導入式典 年末のDefense-Newsが、西側との関係が微妙な東南アジア2国の武器購入の話題を報じていますので、対中国で米豪などが結束を強める中ですが、中国に物理的にも経済的にも近いアジア諸国は様々な状況にあることの事例としてご紹介いたします。 一つは、インドネシア空軍の戦闘機選定で、ロシア製のSu-35...
View Article初の女性空母艦長で出撃:空母リンカーン
1月3日、空母リンカーンが米海軍史上初めて、女性艦長の指揮下で作戦航海にサンディエゴから出港しました。同空母の展開先は非公開ですが、第3艦隊の第3空母戦闘群の主力として、ミサイル巡洋艦Mobile Bay、ミサイル駆逐艦Fitzgerald, USS Gridley, USS Sampson ,USS Spruance等と共に作戦展開任務に就くようです...
View Article中国高官が中国の核戦力急速増強を否定
中国外務省の兵器管理局長が語る 米英仏中による核兵器共同声明の翌日ですから 1月4日、中国外務省の兵器管理局長(director general of the Foreign Ministry's arms control...
View ArticleノルウェーがF-35を世界初(?)の領空保全任務に
北緯68度39分の厳しい環境の基地で 42年任務を果たしたF-16と交代で 1月6日、ノルウェー空軍がF-35を領空保全任務(NATO quick-reaction alert mission:日本でいう対領空侵犯措置任務)に就けたと発表し、42年間同任務を果たしてきたF-16と交代することになりました。...
View ArticleKC-46給油機の恒久改善策が未だ未定
既に導入機数の約3割受領済も イスラエルも2機導入を決定したが 1月10日付Defense-Newsは、導入予定177機の内、既に50機をボーイング社から受領しているKC-46空中給油機に関し、戦闘地域での使用ができない原因となっているRVS(Remote Vision System)の「第一級不具合:category 1...
View Article量子技術の軍事への応用
既に半導体等で利用されている「量子技術1.0」から 量子特有の性質を最大限活かす「量子技術2.0」利用へ センサー、コンピュータ、通信の視点から 12月21日付防衛研究所ブリーフィングメモとして、理論研究部の有江浩一2等陸佐による「量子技術の軍事への応用」との記事がアップされ、なかなか理解が難しい「量子技術」解説が試みられていますのでご紹介いたします...
View Article2022年を占う:米海兵隊F-35調達削減の予兆
米海軍273機に対し、海兵隊は420機調達予定も 米海兵隊司令官は2020年当時から機数削減示唆 1月3日付Defense-Newsは、「2022年を占う:New in 2022」シリーズ記事の一つとして、「海兵隊はF-35を必要としているが、その将来は複雑だ」との論点記事を掲載し、米海軍よりも多い420機のF-35調達予定の米海兵隊は、その調達機数削減を検討していると示唆しています...
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