なぜ今?防研が湾岸戦争航空作戦メモ
2021年1月17日は湾岸戦争開戦30周年記念日です。 湾岸戦争は、米空軍がいわば一つの絶頂期を迎えた戦いであり、一方で今では、「その成功の犠牲者でもある」とも表現されるほど変化を迫られている米空軍の現在を形成した戦いでもあります。 この戦いの一端を、2019年7月の過去記事で振り返ります。...
View Article軍需産業との機密情報共有拡大に踏み出す
Lord次官最後のお仕事です 対象企業名や数は非公開ながら もしかして軍需産業からの撤退の脅しに屈したか? 4日付米空軍協会web記事は、昨年12月15日付でLord調達担当国防次官が関係企業に対し、過去数年間「pilot initiative」として取り組んできた特定企業グループとの機密情報共有拡大で兵器・装備開発を円滑にする「SAP:special-access...
View Articleイスラエルが欧州軍から中央軍管轄に
国防省は具体的な作戦運用の変化を語らず 兵器や弾薬の事前集積が進むのも変化の一つか? 15日付米空軍協会web記事は、隔年ごとに行われる地域コマンドの担当範囲見直しの一環で、従来米欧州軍の管轄エリアであったイスラエルが、大統領交代1週間前のタイミングで、米中東軍の担当エリアに変更になったと伝えています。...
View Article次期爆撃機B-21の初飛行は2022年半ばに
最速2021年12月予定が少しずれこみ 1機600億円以下は無理で、100機製造で1機800億強か 15日付米空軍協会web記事が、米軍の優先重要プロジェクトB-21次期爆撃機の開発状況について、米空軍迅速能力開発室(RCO:Rapid Capabilities Office)のRandall...
View Article現有ICBM(Minuteman III)の延命措置は不可能
複数シンクタンクの提言を真っ向否定の現職将軍 60年経過の老朽兵器には設計図も技術者も存在しないと 5日、米戦略軍のCharles Richard司令官(海軍大将)が講演し、更新兵器GBSD導入に約9兆円の予算が必要と見積もられ、バイデン次期政権関係者や一部シンクタンクが反対して延命策を提案している現有ICBM(Minuteman...
View Article米軍内でコロナ感染者が多かった職域は?
2020年9月末までの統計です 州兵や予備役でも感染が多い職種は共通とか 退役軍人は高齢者でも重症化(入院)が少ないとか 13日付Military.comが、米軍関連医療施設が診察や入院治療を行ったコロナ患者に関する統計「Medical Surveillance Monthly...
View Article2月5日失効目前:新START条約5年延長提案
最新の追記情報 バイデン大統領は21日(日本時間22日)、2月5日に期限が切れるロシアとの新START条約について、5年間の延長を目指す意向を明らかに。 サキ大統領報道官は記者会見で、「条約で認められている通り、米国は新STARTの5年延長を求める意向だ」と発表。「ロシアとの関係が現在のように敵対的なときにこそ、この延長がより大きな意味を持つ」と表現 提案を受けたロシアのDmitry...
View Article22日米議会がオースチン国防長官を承認:直ちに職務開始
ふたを開ければ上院承認投票は93-2の圧倒的支持 22日、米議会上院はLloyd Austin元中央軍司令官(67歳)の国防長官就任を、賛成93票、反対2票で承認しました。報道によれば、当日午後(または23日)にも就任の宣誓を行い、直ちに職務を開始するとのことです。...
View Article核兵器禁止条約でごたごた言う前に
日本と核兵器について改めて考える 茂田宏氏の10年前の論考を再掲載 1月22日に核兵器禁止条約が発効したことで、日本のメディアがパブロフの犬のように、広島や長崎市長、ICANやサーロー節子氏や反核団体のコメントを垂れ流しています。...
View Article英新型空母と米駆逐艦が空母攻撃群を編成し作戦行動へ
艦載機F-35を必要数購入できない英軍と F-35搭載可能な強襲揚陸艦火災損失の米海軍 悲哀に満ちた「win-win」関係とも考えられ・・・ 18日、英海軍の新型空母エリザベスと米海軍の駆逐艦Sullivansが空母攻撃群を編成し、空母エリザベスの指揮のもと、2021年後半から作戦行動を行う旨の合意文書に、米国防長官(20日退任のMiller臨時長官)とBen...
View Articleバイデン大統領がトランスジェンダーの米軍勤務再許可
オバマ政権時2016年7月に認められた措置復活 2017年7月にトランプ大統領が出した禁止令を撤廃 Transgenderとは生まれながらの性に違和感を持つ人...
View ArticleCope North GuamでF-35とF-16が不整地離着陸を
ACE(Agile Combat Employment)訓練の一環として グアム島Northwest Fieldを活用する模様 パラオ国際空港とアンガウル島でも何か訓練(空自機も) 26日、グアム島の米空軍アンダーセン基地司令官&第36航空団司令官であるJeremy T. Sloane准将が、1月末から2月に米日豪軍共同(HADR部分に仏軍も参加)で実施する「Cope North...
View Article米軍がサウジ西岸で米海空軍の拠点探し
少しでもイランから遠く、ペルシャ湾沿岸でない場所で 反体制ジャーナリスト殺害でサウジとの関係悪化の中でも 26日付各種軍事メディアは、Frank McKenzie米中央軍司令官が25日に米メディア(Defense OneとWall Street...
View Article電波高度計への5G干渉問題:まず影響確認実地試験を
政府は12月からの電波オークションで既に巨額の応札を 後戻り困難と判断し、国防省は影響局限策追求か 21日付Defense-Newsは、米連邦通信委員会FCCが昨年12月から開始した「5G」企業への「Cバンド:3.7–3.98...
View ArticleLord次官:最後はF-35稼働率の状況説明
複数ある任務の一つでも可能な機体は69% 全ての任務が可能な機体は39% ご紹介が遅くなってしまいましたが・・・ 1月19日、20日正午に退任したEllen Lord調達担当国防次官が最後の記者会見を行い、F-35の稼働率改善状況について説明しました。...
View Article国防副長官候補の女性が政策方針を語る
議会承認に何の問題もないと評判の元政策担当次官 国防省業務移行チーム長だったKathleen Hicks女史 出勤初日から「即戦力」の呼び声高く 2日、国防副長官候補のKathleen...
View Article民間衛星で商用電波を収集し安全保障に活用
民間会社「HawkEye 360」の衛星を利用して 中国漁船や中国の怪しげな調査船、密猟者の動きも 商用情報なので同盟国等との共有も容易 26日付C4ISRnetは、米国のNGA(米地理空間情報庁:National Geospatial-Intelligence Agency)が民間会社「HawkEye...
View Articleオースチン国防長官が米軍態勢見直し開始を発表
昨年1月以前に9月末までの予定でエスパー長官が開始済 在日米軍や在韓米軍の削減・分散も視野に入っていましたが 4日、オースチン国防長官が声明を出し、米軍の全世界的な態勢見直し「global force posture...
View Article米空軍の優先研究に「よく考えろ!」提言
言いたい放題の一般論提言ではありますが・・・ 各所で研究課題に挑戦する皆様のヒントになれば・・・ 米空軍が「優先研究項目」として指定し、資源や人材を投入して短期間での実用化を目指す「Vanguard計画」(2019年11月開始)に対し、外部有識者で構成される「米空軍科学諮問評議会:Air Force Scientific Advisory...
View Article75年ぶり米軍爆撃機がインド訪問
インド航空ショーでインド戦闘機のエスコートを受け飛行 C-5輸送機も同航空ショーに:米印関係を示す 8日付米空軍協会web記事は、75年ぶりに米空軍爆撃機(今回はB-1)がインドを訪問し、同国航空ショーでインド空軍戦闘機のエスコートを受けた展示飛行を実施するなど、米印関係強化を示すイベントになったと紹介しています...
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