世も末:操縦者に幕僚勤務無しキャリアを検討
19日、開会した米空軍協会航空宇宙サイバー会議(ASC17)で、米空軍輸送コマンド司令官のCarlton Everhart大将が講演し、民間航空会社へのパイロットの流出が止まらず、深刻な操縦者不足に見舞われている対策として、「操縦だけしていればよいキャリアパス」を検討していると語りました...
View Articleマティス長官がインド訪問でアフガンを
マティス長官はインドでアフガン問題を主に語る 24日付Military.comが、トランプ政権の高官として25日から初めてインドを訪問しているマティス国防長官を取り上げ、共同訓練から共同装備開発から武器輸出から現地生産などなど、多様な話題を地域の大国と議論する方向ながら、最重要の話題はアフガニスタン支援の話題だと報じています...
View Article米空軍特殊作戦軍司令官:レーザーに今も熱狂的
「科学者に聞けば、半分は熱心だが、半分は懐疑的だ。・・・・私は今でもとても熱狂的支持者だが・・」 20日、米空軍特殊作戦コマンドのMarshall Webb司令官(中将)が、米空軍協会航空宇宙サイバー会議で講演し、冒頭の言葉と共に、AC-130に将来搭載することを目的としたレーザー兵器のデモ試験を、来年から開始すると発言しました。...
View ArticleOPCWお墨付き:ロシアの化学兵器破棄完了
残るは米国とリビア(?)だけ 27日、ロシアは1997年4月に発効した化学兵器禁止条約(CWC:Chemical Weapons Convention)に基づき、膨大なソ連時代の化学兵器の全ての破棄を完了したと発表し、同条約の履行を監視する国際機関の査察官もこれを確認して称賛しています。...
View Article急速拡散中:米軍&米国内で話題の訓示「Get Out!」
「スマホを手に取れ。私は真剣に言っている。そして私の言葉を映像で記録し、記憶にとどめ、活用してほしい。折に触れ思い出し、人々とシェアしてほしい。もし他者に尊厳と敬意をもって接することができないなら、出て行ってくれ(Get Out)」 事件は、米空軍士官学校内に設けられた「Prep School」(17歳から22歳の約240名を約10か月間教育訓練する付属教育機関)の学生寮で起こりました。...
View Article中国国防省がJ-20運用開始を公式宣言
9月28日、中国国防省の報道官が記者会見で、公式にJ-20戦闘機が運用を開始した(commissioned J-20 into service)と発表しました。...
View Article北朝鮮は米軍爆撃機を撃墜できるか
9月23日、米空軍B-1B爆撃機がF-15C戦闘機を護衛に従え、非武装地帯のラインを超えて北朝鮮沿岸を21世紀で最も北上する飛行を行い、プンゲリ核実験場(Punggye-ri)まであと90nm(160㎞)まで迫ったと米太平洋軍が発表しました ちなみにこの距離は、北朝鮮が一方的に主張している沿岸から50㎞の軍事境界線よりも沖合の飛行だったことを示しています。...
View Article米空軍:予算不足で約100機のF-35能力向上せず?
19日、米国防省F-35計画室のMat Winter室長(海軍中将)が、早い段階で米空軍へ納入された最初期ソフトウェア「2B」を搭載した約100機のF-35について、今後完成版ソフトでF-35の最大性能を発揮し、要求性能にある武器を全て搭載可能になる「3F」導入への改修を行うかどうかを検討していると語りました...
View Articleロシアの演習監視団排除と移動式ICBM演習
色々な話題が世界を駆け巡る今日この頃ですが、「東京の郊外より」は最近忘れられがちな、ロシア関連の話題を2つお届けします。 一つは、東西陣営の接点にあるベラルーシで、ロシア軍が先月行った大規模演習に関する欧州米陸軍司令官のコメントで、もう一つはロシア西部全域を範囲とする移動式ICBM演習についてです。...
View Article衝突事故のイージス艦マッケインを横須賀で修理
フィッツジェラルドは米本国で修理も、マッケインは優秀な横須賀の施設で修理へ 4日、米太平洋艦隊司令部は、8月21日にシンガポール沖でタンカーと衝突事故を起こしたイージス艦USS John S. McCain (DDG-56)の修理を、日本の横須賀基地で行うと発表しました。...
View ArticleSpaceX:失敗場面を集めた映像を明るく発信
この明るさとたくましさを学びたい! 「宇宙飛行で世界中どこへでも30分」を打ち出した男の苦闘史 9月14日、SpaceX社のCEOであるElon Musk氏が、ロケットブースター回収成功までの失敗場面を集めた約2分半の映像「How NOT to land an orbital rocket booster」を公開しました。 軽快な行進曲で知られる「マーチの父」スーザの行進曲「自由の鐘:The...
View Articleマティス長官が情報漏洩に警告文書
米国防省までこんなことに・・・ 漏洩を見つけた者に通報義務があることも強調 5日付Defense-Newsが、マティス国防長官が3日付で前国防省職員(もちろん全軍人を含む)に対し発出した、情報漏洩に対する警告文書を入手してその概要を伝えています。...
View Article磯田道史氏が指摘する日本軍事組織の弱点
気鋭の歴史学者でメディアでも話題の磯田道史氏が、5月に発表した新書「司馬遼太郎で学ぶ日本史」は、日本人の歴史観に大きな影響を与えていながら、歴史学者が議論を避けてきた司馬遼太郎を正面から取り上げ、「体系的に戦国時代から昭和までを学ぶ珍しい本です」と著者自身が表現する書籍です...
View Article露製エンジンRD-180無しでロケット開発へ
5日、米空軍が次世代の軍事衛星打ち上げロケットの2022年使用開始を目指し、企業からの提案を募る提案要求書(RPF:request for proposal)を発出しました。 「次世代の」というと聞こえは良いですが、このEELV(進化型使い捨て打ち上げ装置:Evolved Expendable Launch Vehicle)計画の発端には、ウクライナを巡る米露関係の悪化があります。...
View Article米陸軍が対北朝鮮に緊急準備開始
11日付Defense-Newsによれば、対北朝鮮に向けて在韓米軍で様々な課題が明らかになる中、9月に韓国を訪問した米陸軍の緊急能力造成室RCOの室長が、対北朝鮮に向け同室が緊急で取り組んでいる事項についてボンヤリ語りました 米陸軍の緊急能力造成室(RCO:Rapid Capabilities Office)...
View Article米国:再び米国人を月へ、そして火星へ
混迷のトランプ政権に夢のある話題を提供できるか? 副大統領リードで国家宇宙評議会スタート 「再び米国人を月へ、そして火星やその先へ!」 5日、今年7月にトランプ大統領が再立ち上げした国家宇宙評議会(National Space...
View Articleまだ日本は参加できず:米軍宇宙サイバー演習
12日付米空軍web記事によれば、13日から米空軍宇宙コマンドが主催する第11回目の宇宙サイバー演習「Schriever Wargame 2017」が、ネバダ州のネリス空軍基地内で開始されるようです。...
View Article新技術:水中を「飛ぶ」弾丸に注目
9日の週に開催されていた米陸軍協会総会に並行して行われた装備品展示会で、あるノルウェーの弾薬製造企業「DSG Technology」が注目を集めました。 その企業が特許を取得して製造する小火器や機関銃の弾丸(5.56mm, 7.62mm .50 caliberなど)は、特殊な加工により、従来の弾薬より水中でも水の抵抗に強く、より遠くまで威力を保ったまま進むことができるというのです 例えば「.50...
View Article米海軍が空母艦載給油機のRFP発出
10月の第一週、米海軍がこっそりと、初の空母艦載無人機となる無人空中給油機MQ-25 Stingrayの提案要求書(RFP)を発出していたことが11日に明らかになり、米海軍協会web記事が米海軍航空部隊報道官などの発言を紹介しています 提案要求書は「Lockheed Martin」、「Boeing」、「Northrop Grumman」、「General Atomics」の4企業に提示され、...
View Article岩田元陸幕長が米軍の第一列島戦離れを指摘
9月15日、ワシントンDCのシンクタンクStimson Cenrterで、辰巳由紀・同センター日本部長の主催による毎年恒例の日米安保を考えるイベント「Voices from Japan」が開催され、「Visions for Japan’s Future Defense Posture」をテーマに、防衛大学校の同期生である3名の自衛隊元将軍がパネル討議を行いました...
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