英国防相:米軍F-35の新型英空母への展開を発表
同盟の証と言うより、英軍困窮の証と見るべき 15日、Michael Fallon英国防相はカーター国防長官とロンドンで会談後にそろって記者会見し、今後運用開始予定の英海軍の新空母「Queen Elizabeth」で、2021年から米海兵隊のF-35Bが飛行を開始すると発表しました。 先ほど日本も訪問したカーター国防長官は、最後の挨拶回りで世界各国を訪問していますが、英国防相が「返礼:return...
View Article「第3の相殺戦略」は万能薬ではなく思考の枠組み
8日、米国防省の技術開発をリードするDARPA(国防高等研究計画庁)のArati Prabhakar長官がCSISで講演し、「第3の相殺戦略」を万能薬のように考えるのは誤りであり、またそれ以前の相殺戦略のように長期に渡る技術優位を確保できると考えるのも間違いだと語りました...
View Articleテニアンをグアム基地の代替地に公式指定
中国によるグアム攻撃に備えた第1歩 7日、米空軍がグアム島アンダーセン基地の代替地として、テニアン国際空港を正式に指定すると発表しました。今後、様々な米軍機の受け入れが可能なように関連施設や兵士用の施設整備を公式に開始する模様です。 公式には、米太平洋空軍機等の「目的地変更に備えた取り組み:Divert Activities, Exercise Initiative」と呼ばれ、「Record of...
View Article国防長官を無視:米海軍が艦艇増強プラン発表
予算確保に、4軍の仁義なき戦いが始まるのか・・・ 14日、米海軍が「FSA:Force Structure Assessment」との形で必要艦艇数の見積もりを発表し、2014年に発表のFSAで示した308隻を47隻上回る、355隻が必要だとの主張を展開しました。...
View Article次の国防副長官の選定:Mattis氏への助言
14日付Defense-Newsが、Mattis次期国防長官を支える副長官にどのような人物を据えるべきかに関する論点を取り上げ、Work副長官や国防問題研究者の考え方を紹介しています。 決して具体的な名前を挙げての議論ではなく、Work副長官が過去の国防長官との関係を軸に分類した「副長官の4タイプ」を紹介しつつ、この4タイプへの国防問題研究者のコメントから次の副長官像を想像する構成です...
View Article次の陸軍長官に士官学校卒のお金持ち金融企業家
米国には色んな人材がいますねぇ・・・ 19日、トランプ氏は次の陸軍長官を、陸軍士官学校卒業の元陸軍少佐で、デジタル証券会社創設者の億万長者で、プロアイスホッケーチームのオーナーで、陸軍士官学校への寄付で対テロやサイバー戦などの近代戦研究を支援している慈善実業家Vincent Viola氏にお願いすると発表しました 陸軍長官は最近2年間で4名が入れ替わり務めており、現在のEric...
View Articleトランプ氏の国防優先事項に対露なし!?
今後の激震を予期させるスクープ報道です・・・ 20日付「Foreign Policy」電子版が、米国防省の政策担当次官代理が作成した部下に対するMemo文書を入手し、トランプ氏の国防省政権移行チーム長から聞き取った、「トランプ氏の国防優先事項」が含まれていると紹介しています そしてその「トランプ氏の国防優先事項:president-elect’s defense...
View Article米空軍が2016年もやりますサンタ大追跡!
米空軍とボランティアと企業群が今年もサンタを大追跡! →http://www.noradsanta.org/ 日本時間の24日午後4時頃からサンタが北極で活動開始! 本年も気楽に楽しみましょう! サンタさんの様子を米空軍が総力を挙げて追跡...
View Articleトランプ「F-35の代替にF-18改良型を」
23日朝、F-35計画に衝撃のトランプツイート 米国東部時間22日午後5時26分、日本時間の23日朝午前7時26分、トランプ氏がツイッターで「ボーイング社に対し、F-35と同程度のF-18製造価格を問い合わせた」と発信し、F-35製造のロッキード社とF-18製造のボーイング社の株価を乱高下させる反響を呼んでいます...
View Article米海軍潜水艦を5つの視点で学ぶ
クリスマスのお休みでネタ枯れなので、米軍事情報サイト「Military.com」が提供しているシリーズ「5 Things You Don't Know About」を久々にご紹介します このシリーズは軍事装備品を映像と共に、5つの豆知識から学ぼうとするもので、これまで5つほどご紹介してきました。過去の記事は末尾をご覧下さい。...
View Article試験や訓練優先で安全を犠牲:海兵隊F-35火災
19日、記者会見を行った米国防省F-35計画室長のBogdan中将は、10月27日に飛行中の海兵隊F-35Bが火災を起こして緊急着陸した原因に関し説明し、機体の兵器搭載庫(weapons bay)内の電気系統ケーブルが摩耗してショートし、近くの油圧ライン等に火災を引き起こしたと語りました...
View Articleソ連崩壊25周年のロシアを考える
12月25日はソ連崩壊25周年に当たりました 26日付産経新聞朝刊は、7面に「ソ連崩壊25年 ロシアの改革難しく東欧と格差 民主化、経済成長…消えた希望」とのモスクワ特派員の執筆記事を掲載し、当時の米欧日など西側諸国が新生ロシアに抱いた民主化と市場経済化による発展という希望が消え、旧共産主義陣営の東欧諸国との国力差も鮮明な惨状と、その背景を考察しています...
View Article輸出用の中国製ステルス機J-31改良型初飛行
「廉価版F-35」がキャッチフレーズか 26日付中国英字紙China Dailyが中国国有航空機メーカー関係者の話として、中国が最新の第5世代ステルス戦闘機として位置づける「J-31:殲(せん)31」の改良型試作機が、遼寧省瀋陽で初のテスト飛行を23日実施したと報じました J-31は、2017年にも中国空軍に配備される見通しのステルス戦闘機「J-20」とは異なり、航空機メーカー主導(Shenyang...
View Article日米首脳の真珠湾訪問:再び442連隊を学ぶ
オバマ大統領が政治家を志した背景にこの日系人部隊が 最後にハワイを訪問したオバマ氏の胸中に迫る・・・ 日本時間28日朝、安倍首相とオバマ大統領がそろって真珠湾を訪れ、それぞれの所信を語って同盟関係の発展を期す契機としました。 私が約10年前に戦艦アリゾナメモリアルを訪れた際も多くの人が訪れており、船で慰霊施設に渡るのに時間によっては2~3時間待ちが普通だと伺いました...
View Article米軍被害復旧部隊を沖縄から追い出した日本
最重要部隊を排除した「日米地位協定」 22日、多くの日本人がクリスマス&年末休みモードに入り、誰も航空自衛隊webサイトなど見なくなるタイミングに見計らったように、既に12月8日に終了した日米共同の滑走路等の被害復旧訓練「Silver Flag」の様子を、航空自衛隊webサイトが公表しました...
View Article米軍事メディアが2016年の10大ニュースを
年末にありがちな企画ですが、複数の米軍事メディアが様々な視点で「2016年の10大ニュース」の選定に取り組んでいるので、年末年始に2016年をゆったりと振り返るため「ちょこっと」ご紹介したいと思います...
View Article2016年の米軍を写真8枚で
明けましておめでとうございます! あと200日、3000記事までは頑張ります・・・ 米国防省webサイトが、「2016 years in Photo」とのwebページを開設し、約250枚の写真で1年間の活動を振り返っています。 写真は6つのカテゴリー(作戦活動、人道支援、訓練、リーダー達、軍人アスリート(傷痍軍人の活動)、軍隊生活)に分類されており、各カテゴリーで約40枚の写真が紹介されています。...
View Article中東に米空母なし:トランプ就任時もなし
トランプ就任時、中東に空母なし・・・ 12月28日付defense-Newsが、26日に空母アイゼンハワーが中東戦域での任務を終え母港Norfolkに向かったが、交代予定の空母ブッシュは米本土の母港を訓練不足で出発できない状態にあり、少なくとも2ヶ月間の「空母の空白」期間が生じるだろうと報じています...
View Article米海軍を5つの小ネタで学ぶ
今度はクリスマス休暇のネタ切れで、米軍事情報サイト「Military.com」が提供しているシリーズ「5 Things You Don't Know About」をご紹介します このシリーズは軍事装備品を映像と共に、5つの豆知識から学ぼうとするもので、過去に6本ご紹介してきました。過去の記事は末尾をご覧下さい。...
View Article米空軍がT-X提案要求書を発出
米空軍が(当面)最後の大物機種選定開始! 年の瀬も押し迫った12月30日、米空軍が現在予定される中で最後で最大の機種選定案件である次期練習機T-Xの提案要求書(RFP:request for proposals)を企業に発出し、総額1兆8千億円以上とも言われる機種選定が本格始動しました...
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