米空軍が航空機の燃料消費削減を開始
まずC-17輸送機で1月から12月の間 目標はわずか3%削減ですが、とりあえず 燃料空中投棄の戦闘機にまで広げられるか? 2月2日付米空軍協会web記事が、米空軍省次官補が中心となって2022年1月から開始した、航空機の燃料消費削減に関する取り組み「MEEP:Mission Execution Excellence Program」を紹介しています...
View Article対中国行動特化の空母カールビンソンを分析
対中東から対中国に変化した空母の状況を概観する “air wing of the future.”空母の先駆者としての視点でも 11月末から5件連続事故の背景は? 2月14日付Defense-Newsが、2月14日に8か月の航海を終えサンディエゴに帰港した空母カールビンソンの活動を振り返り、対中国に特化した米空母の活動の特徴と、同時に初のF-35C搭載など“air wing of the...
View Article無人機は目指さないがUH-60が無人飛行に成功
あくまでも自動化技術獲得が狙い 状況に応じ無人飛行も含めた多様なレベルの自動操縦を選択使用 操縦者はより高次元の意思決定に専念可能に ヘリの事故に悪天候時の人的ミスが多い教訓も背景に ロッキード社傘下のヘリ企業Sikorskyが、米国防省のDARPAとの共同研究(ALIAS)の成果として、2月5日と7日にUH-60 Black Hawkヘリを完全無人で飛行させることに成功したと発表しました。...
View Article空軍長官:高価な極超音速兵器は少数保有で
技術開発担当次官が全力開発を推進し 国防省が空軍に開発ノウハウを陸海軍に学べと言う中 2月15日、米空軍協会ミッチェル研究所のイベントでKendall空軍長官が講演し、米空軍の極超音速兵器開発は開発物につきものの課題と格闘中だが、コストダウンには今後も注力するものの、完成してもその高価格や役割から保有兵器数は「small」になると発言しました...
View Article中国が台湾へ軍事支援する米企業に制裁発動
台湾のミサイル防衛兵器支援する米2企業が対象 2021年成立の中国法令を根拠に 過去2010,、2015、2019、2020年にも 制裁の具体的内容は不明 2月21日、中国外務省報道官は定例会見の中で、台湾とミサイル防衛システムの維持整備契約(約110億円)を結んだレイセオンとロッキード社に対し、2021年に中国で成立した「Anti-Foreign Sanctions...
View Article米国と6か国が3ページの宇宙作戦ビジョン作成共有
仏、独、英、加、豪、NZが米国と 「連合宇宙作戦ビジョン2031」と名付け 「Combined Space Operations Vision 2031」 2月22日、米国防省が6か国(豪、加、仏、独、英、NZ)と共に「連合宇宙作戦ビジョン2031:CSpO:Combined Space Operations Vision...
View Articleウクライナ軍のレジスタンス戦は功を奏するか?
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View Article6機製造中B-21とE-3後継選定の動き
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View Article欧州諸国からウクライナへの武器提供
携帯型SAMスティンガーが多数ウクライナへ 対戦車ミサイル、機関銃、迫撃砲、ロケット弾等 ハイブリッド戦とは異なる20世紀的戦いの様相 2月28日付(3月1日更新)Defense-Newsが、欧州諸国からウクライナへの軍事援助(武器供与)についてまとめていますので、戦況を見る視点の一つとして、また欧州諸国の姿勢を見る意味でご紹介いたします...
View Articleウクライナによるロシア兵捕虜への「両親作戦」
以前から準備していたのか? あまりにもタイムリーな別名「お父さん、お母さん作戦」 ウクライナに侵攻しているロシア兵の士気の低さを指摘する報道が相次ぎ、ウクライナ国連大使が国連総会の緊急特別会合で紹介した、戦死直前の若いロシア兵士が母親に送ったSNSメッセージが世の涙を誘っています。 ご存じの方も多いかと思いますがその内容は、 兵士:「ママ、もうクリミアにはいないんだ。演習はしていないんだ」...
View Articleウクライナ軍のトルコ製無人攻撃機20機が活躍
シリアで見られたロシア軍の強固な防空網は存在せず? ロシアはアルメニアでの大敗北を忘れたか? 緒戦でのウクライナ軍航空基地破壊を過信か? ただロシアがその気になれば脆弱な小規模戦力 3月1日付Defense-Newsはツイッター映像を紹介しつつ、ウクライナ軍保有のトルコ製無人攻撃機(Bayraktar...
View Article南シナ海海没のF-35Cを僅か37日で回収完了
第7艦隊が総力を挙げ、中国に盗まれないよう早期回収 水深約4000mの深海から無人水中艇を使用し 昨年の地中海でのF-35B回収経験も活かした模様 3月3日付米海軍協会研究所web記事等は、1月24日に空母カールビンソンへの着艦に失敗してフィリピン沖の南シナ海に海没したF-35C型機を、米海軍第7艦隊や海軍システムコマンドが総力を挙げ、3月2日に水深約4000m(12,400...
View Article露企業が米軍事衛星打ち上げのアキレス腱に恫喝
2014年のウクライナ危機で表面化した驚きの状況 米国の大型軍事衛星打ち上げが露製エンジン依存の現状に恫喝 露製ロケットエンジンRD-180の輸出停止・支援停止 米空軍長官は「今のところ問題ない」と語る・・・ 3月3日、ロシア企業で大型衛星打ち上げ用ロケットエンジン「RD-180」を製造するRoscosmos社Dmitry...
View Articleなぜイスラエルが露とウクライナ仲介?
交渉期待値は高くないが、背景から学ぶ 西側で唯一ロシア非難を避け、浮いた存在 イラン核問題やシリア問題でロシア関係が重要で 3月6日付Military.comがAPの記事を配信し、イスラエルのベネット首相が露ウクライナ間の仲介のため5日にロシアを訪問し、西側首脳で唯一プーチン大統領との3時間もの会談を成立させ、ウクライナ大統領とも数回協議している背景について様々な角度から紹介しています...
View Article「自立化autonomous」無人機の分類定義を明確にせよ
自動車の自動運転レベル定義が5段階あるように 技術者と運用者と政策決定者と議会の共通理解のためにも 国防省の無人機の現有定義は大きさ重量飛行高度でのみ分類 2月10日、米空軍協会ミッチェル研究所のHeather Penney研究員が、レポート「Beyond Pixie Dust: A Framework for Understanding and Developing Autonomy in...
View ArticleイスラエルF-35が無人機初撃墜と発表
昨年3月の事案をなぜか今公表 イラン製ステルス形状無人機がパレスチナ自治区に兵器輸送中か F-35は低速度低高度目標にも有効だとアピール イラン核合意再構築協議が終盤で混乱する中 3月7日イスラエル軍は、昨年2021年3月に、イラン製のステルス形状無人機がガザ地区のハマスに武器輸送を企て飛行していると推定されるところを、イスラエル空軍F-35I戦闘機で撃墜したと発表しました。...
View Article台湾への影響は?PACOM・CIA・DIAトップが語る
3月10日の米議会ヒヤリングより 国際世論と経済制裁の激しさ ロシア軍戦死者4000名の多さ 中国情報機関の見積り失敗とロシアの変貌ぶり 3月11日付Military.comは、3月10日に米議会で行われた「ウクライナ侵略が中国の台湾行動に与える影響」に関する公聴会から、Aquilino太平洋軍司令官、William Burns /CIA長官、そしてScott...
View Articleウクライナ事案に学ぶ台湾事案への教訓9つ
中国が迅速に「既成事実:a fait accompli」を確保前に 後れを取っている米軍が迅速になすべきこと9項目 2017年まで太平洋軍作戦部長だった人物の寄稿 3月8日付Defense-Newsが、元太平洋軍作戦部長(J3:2017年退役海軍少将)とシンクタンク研究者(陸軍士官学校助教授:Black...
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