
「50周年軍事パレードの際はこうだったが、今回はこうかも知れない」、また「今後の外交日程から、このあたりがポイントのなりそう」など、今後の情勢を見る「つぼ」を紹介する論考ですので、ご参考まで紹介します
9月3日開催と言われている軍事パレード

●同時に、中国の国力と軍事力を誇示したいという願望も見える。これも、軍事大国になった中国を国民に見せ、ナショナリズムを満足させ、党と習近平への支持を強める狙いがある
●これらを通じ、習近平への権力の集中を実感させ、中国共産党にとって現時点における最大の課題である「改革の全面的深化」(2013年三中全会決定)を推進したいのでしょう
日本として注目すべき事項

●抗日戦争勝利50周年の1995年、江沢民は自分の権威・権力を強化するため、7月7日の盧溝橋事件の日から9月初めまで続いた記念行事を、江沢民は積極的に主導した
●習近平政権の抗日記念活動の強化は、昨年から目につき始めた。9月3日を抗日戦争勝利の記念日とし、12月13日を南京大虐殺の犠牲者追悼日にして行事を行っており、今年の動きが注目される
日中関係と日米関係

●日中関係を前に進める事に関しては、今年の前半、日中間に首脳を巻き込む行事がないことから、取り掛かりをつくるのが難しい。ただ日中韓三国外相会談が動き始め、首脳会談も実現すれば、打開の道は開ける
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中国の指導者が替わっても、「中国国内の凝集力強化」に「抗日」が利用される流れに変化を期待出来そうもありません。
「5月の連休に想定されている総理訪米」と日米首脳会談に期待がよせられていますが、どうなんでしょうか・・・
46人もの米共和党上院議員が、「オバマ政権がイランと核開発で何らかの合意を行ったとしても、次の大統領はその合意を履行しない」との趣旨のレターを連名で署名してイラン政府に送付したようです。
ホワイトハウスはこの前代未聞の行動に怒り心頭ですが、この様なゴタゴタ模様の米国で、「戦後70周年の首相談話」は如何なる反応に出会うのでしょうか
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「政府関係機関高官の中国話」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-02-28-1