Simulator訓練でF-22飛行時間削減し延命
10日付米空軍協会web記事は米空軍報道官の発言を引用し、地上シミュレーター訓練による実飛行時間の縮減、飛行実績や機体疲労調査の結果から、当初2030年代半ばからF-22の引退が始まるとの見積もりを変更し、2040年代まで活躍が期待出来ると紹介しています またこの再見積も踏まえ、2016年度予算にはまだ具体的な次期戦闘機予算が含まれず、「Air Dominance...
View Article防衛研究所が「東アジア戦略概観2015」公表
10日、防衛省の防衛研究所が恒例の「東アジア戦略概観」2015年版を発表し、webサイトで「英語版要約」も併せて同時公開しました。例年通り、2014年1月から12月までの地域情勢を、わかりやすく網羅的に紹介しており、基礎資料としても大変有り難い「無料」刊行物です...
View Article露がイランに地対空ミサイル輸出へ
13日、露のプーチン大統領が差し止めていたイランへの地対空ミサイルS-300輸出を解禁する指示を出し、イスラエル首相が直ちにプーチン大統領に抗議すると共に、米国務長官が露外相に電話して決定を見直すよう動き出しています...
View Article次世代の制空は大型爆撃機タイプで!?
CSBAの戦闘機に関する刺激的なレポートです 14日、シンクタンクCSBAのJohn Stillion上席研究員が「Trends in Air-to-Air Combat: Implications for Future Air Superiority」(空対空戦闘の傾向;将来の航空優勢への示唆)と題するレポートを発表し、米空軍協会で関連講演を行っています...
View Article米海軍長官:F-35Cは最後の有人艦載戦闘攻撃機
15日、メイバス米海軍長官は米海軍協会主催の展示会で講演し、「F-35Cは、恐らく確実に最後の有人艦載戦闘攻撃機になるだろうし、そうなるべきだ(should be, and almost certainly will be, the last manned strike fighter aircraft)」と語りました...
View Article米国防省3人組がアジア政策を語る
15日、米国防省のNo3であるChristine Wormuth政策担当次官、Locklear太平洋軍司令官、更にScaparrotti在韓米軍司令官がそろって下院軍事委員会に出席し、アジア情勢とアジアリバランスの状況を証言しています。...
View Article米国防省サイバー戦略の事前説明
14日、米国防省のEric Rosenbach次官補(国土防衛担当)が上院軍事委員会で証言し、20日の週に公表される予定の国防省サイバー貢献戦略(仮称)について説明しています 同日付の国防省web記事が概要を取り上げ、本物の概要説明をしていますので、ちゃっかり借用してご紹介します...
View Article最新空対空ミサイルAMRAAM-D型試験終了
9日付Raytheon社発表によれば、最新型の空対空ミサイルAMRAAMであるAIM-120D(デルタ型)が米軍内の主要な一連の試験を終了し、米海軍ではIOC(初期運用能力)を獲得し、米空軍では部隊内での運用試験に入ることになったようです...
View ArticleF-35のALISシステムは8割が誤警報
「新システムだから問題はあると思っていたが、8割と聞いて唖然とさせられた」 14日、下院軍事委員会の小委員会でMike Turner委員長は、F-35教育や試験が行われているフロリダ州エグリン空軍基地で「ALIS」の実態を聞いたところ、ALISが発する警報の8割が誤警報で、整備作業に大きな支障をきたしていると現場整備員から訴えられたと語りました ALIS(Autonomic Logistics...
View Article嘉手納の米軍人家族が沖縄脱出訓練
「嘉手納基地はこの訓練の増加を検討している」 8日、米空軍嘉手納基地が中心となり、基地の会計や住宅関係担当者、更に赤十字やボランティアの協力を得て、在沖縄陸海軍も含めた家族の緊急沖縄脱出訓練(NEO訓練:Non-combatant Evacuation Operation exercise)を実施しました。...
View Article非伝統分野に焦点「中国安全保障レポート2014」
1ヶ月以上前のことですが、3月13日(金)に防衛省の防衛研究所が、毎年1回発表(2011年5月が初回)で第5回目となる「中国安全保障レポート2014」を公開しました。防衛研究所のwebサイトで全文を読むことができ、英語版と中国語版も同時発表する力の入れようです。 でもwebサイト上では、「コピペ」が一切出来ないPDFファイルになっています...
View Article米空軍参謀総長:当面は有人戦闘機で
22日、米空軍参謀総長のWelsh大将は講演で、米空軍は無人機の役割拡大を進めるが、「人間の頭脳はセンサーとして依然極めて重要なので」、見通しうる範囲の将来に置いては、戦闘飛行部隊の操縦席には操縦者が必要だろうとの主旨の発言をした模様です。 正確な表現ぶりは報道されていませんが、15日にメイバス海軍長官がF-35が最後の艦載戦闘機になるべきと発言した件に関する、米空軍制服組の反応と解釈されています...
View Article商用衛星画像で情報分析サービス
15日付Defense-Techは、Google Maps等に画像を提供している民間衛星画像会社が、画像を利用した情報分析を行っており、象牙密猟者やイスラム過激派の動向追跡等様々なサービスが一般に提供されていると紹介しています 今や「分解能30cm」の画像が提供可能になった民間衛星画像会社は、そのデータを活用した様々なビジネスに乗り出しているようです。...
View Article米国防省がシリコンバレーとの関係強化へ
23日、カーター国防長官はシリコンバレーを訪問し、スタンフォード大学で講演して4年ぶりの新サイバー戦略発表を宣言すると共に、シリコンバレーとの連携強化チーム「Unit X」の設置を発表しました。 先日、担当次官補の「事前説明」を紹介した新サイバー戦略関連については、以前の記事に気が向いたら追記することとし、「Unit X」に関する長官の発言を中心にご紹介することと致します...
View Article6年ぶり米海軍情報局が中国海軍報告書
4月9日、米海軍情報局ONI(Office of Naval Intelligence)が2009年以来6年ぶりに、中国海軍に関する総合的な分析レポート「The PLA Navy: New Capabilities and Missions for the 21st Century」を発表しました...
View Article次期爆撃機は予算削減で選定延長へ
米空軍の3大優先事業といわれ、F-35や空中給油機KC-46Aと並んで配慮されてきた次期爆撃機LRS-Bですが、2016年度予算審議で下院が予算4割カットを打ち出し>、「2014年春から夏に選定作業終了」と言われていた物が、「2015年予算年度末」にまで延期される模様です カットした予算は他の必要分野に振り向け、選定結論時期を遅らせた時間で会計検査院GAOによる調査を行わせるとの方針とか・・・...
View Articleフィンランドが不明水中物体に警告機雷
28日の朝、沿岸警戒に当たっていたフィンランド海軍艦艇が、ヘルシンキ沖のフィンランド領海内で「水中物体のようなもの」を探知し、警告射撃を行いました。 また、翌朝3時にも同様の物体が確認され、警告射撃が行われ、機雷も投下されています。探知された「vessel」のタイプなど、これ以上の情報は明らかになっていなません...
View Article未だエアシーバトルの実態見えず!?
「車に貼り付けたステッカーのように・・・」 2015年の新年早々、国防省のエアシーバトル(ASB)検討室を廃止し、統合参謀本部J-7に機能を移管、本年末までにASBとの名称を使用しない「JAM-GC:Joint Concept for Access and Maneuver in the Global Commons」とのコンセプトペーパーをまとめることで、現ASBを見直す方向が明らかにされました...
View Article中国海軍と露海軍が史上初の地中海演習へ
4月30日、中国国防省の報道官は、中露国防相が大筋合意していた地中海における共同海軍演習について、5月に実施すると少し具体的に発表しました。 この海軍演習は、昨年11月に北京で行われた中露国防相協議において、ロシアのSergei Shoigu国防相と中国のChang Wanquan(常万全)国防部長の間で合意していたものです 中国国防省Geng Yansheng報道官は ●「Joint Sea...
View Article次の米軍人トップ統参議長に海兵隊司令官!?
1日付Defense-Newsは、デンプシー陸軍大将の次の米軍人トップである統合参謀本部議長候補の最有力は、Joseph Dunford海兵隊司令官だと報じています。 複数のソースからの情報を基にした確度の高い予想だとする同記事は、近々後任人事が発表されるだろうとし、副議長に関しても現米輸送コマンド司令官であるPaul Selva空軍大将(非戦闘機パイロット)だと予想しています...
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