米海兵隊が歩兵の多兵器習熟を試行中
狙撃銃も迫撃砲も機関銃も対戦車ミサイルも扱えるように 「Arms Room Concept」と呼んで3部隊で2年間試行中 対中国本格紛争を見据え、状況や脅威に応じ柔軟運用部隊へ 4月26日付Military.comは、米海兵隊が対中国など本格紛争対処に備え、従来は狙撃兵、迫撃砲兵、機関銃兵、対戦車ミサイル兵等に細分化されていた歩兵兵士のMOS(特技:military occupational...
View ArticleF-35が機種別保有機数で米空軍第2位の283機に
281機のA-10、234機のF-15C/D、218機のF-15Eを抜く 4世代機の2倍以上の維持費に低下傾向がない中で 7日、Brown米空軍参謀総長が下院予算小委員会で、F-35の保有機数が283機となり、約450機保有のF-16C/D戦闘機に続いて、保有機数で第2位になったと明らかにしました。ちなみに現時点での米空軍F-35調達予定数は1763機です...
View Article英空母エリザベス米英のF-35B搭載で初出撃
地中海、中東、インド洋、南シナ海、台湾を経て日本へも 米英の悲しきWin-Win関係とも見えるのですが・・・ 5日、英海軍の新型空母エリザベスが、米海兵隊F-36Bを10機と英海軍F-35Bを8機搭載し、地中海、中東、インド洋、南シナ海を経て日本へも立ち寄る初の作戦航海に出港しました。...
View Article国防情報局長DIAが中露の脅威を語る
中国は2027年までに台湾強制併合可能な軍事レベルに ロシアは資金資源インフラ不足の中、特定分野で特異な技術追求 4月29日、国防情報局長DIAのScott...
View Article対中国想定でMQ-9活用演習2回目実施
2回目の「Agile Reaper」演習で海兵隊支援を 米海軍「Unmanned Integrated Battle Problem 21」と並行実施 海兵隊はMQ-9操縦者とセンサー操作員を自前養成中 4月28日付Military.comが、4月7日から加州の小島を利用して行われたMQ-9の本格紛争演習「Agile...
View Article単発中国戦闘機が国産エンジン搭載で初部隊配備か
単発J-10C戦闘機に国産WS-10B搭載が演習参加初確認 長年のロシア製エンジンへの依存を断ち切れるのか? 11日付Defense-Newsは、中国国営ラジオwebサイトが中国軍の実弾射撃演習を紹介した画像で、部隊配備された単発のJ-10C戦闘機に国産WS-10Bエンジンが搭載されているのを初めて確認したと紹介しています。...
View Article無人ウイングマン構想の頭脳ACSが初飛行
初飛行でいきなり130分間のフライト Kratos社の試験機「Mako」にACSを搭載して 5日米空軍は、4月29日にフロリダ州Tyndall空軍基地を拠点とし、無人ウイングマン構想で当該無人機の頭脳となる自立飛行システム(ACS:autonomy core system)を搭載した無人機が、約130分の初飛行を実施したと発表しました...
View Article米空軍トップ:将来は戦闘機を現7機種から4程度に絞る
現在をA-10 F-15CD F-15E F-15EX F-16 F-22 F-35として 将来はNGAD F-35 F-15EX F-16か後継か35 TacAir Studyでは最適解1つではなく、複数オプションを 12日、Brown空軍参謀総長が講演で、年初に開始した将来の戦闘機構成を検討する「TacAir...
View Article英空軍トップが3月公表の国防予算計画を語る
Defense-Newsの独占インタビューです Aaron Mehta副編集長が語る 9日付Defense-Newsが、4月に訪米した英空軍参謀総長Mike Wigston大将に行った独占インタビューを紹介し、3月23日に英国防省が発表した国防予算計画「Defence in a competitive...
View Article米国防省監査官が省内のUFO対応を調査へ
法律が政府情報機関へのUFO報告を6月末に求める中 2020年4月に米海軍がUFOらしき画像公開後関心急上昇 中国の無人偵察機との懸念も大 3日、米国防省監察官が省内のUFOへの対処状況について調査・捜査(investigation)を開始すると発表しました。 発表メモは、「国防省がどの程度「未確認空中現象:unidentified aerial phenomena」に「has taken...
View Article米空軍の戦闘機構想:2022年度予算説明資料より
2030年代までの構想を含め来年度予算を語る 2026年までに421機を退役、304機を新規導入 米空軍協会機関紙が、5月27日にバイデン政権が発表予定の2022年度予算案に関する米空軍作成の「論点:talking points」ペーパーを入手し、その概要を14日付の長文の記事で紹介しています...
View Article海兵隊NMESISは海上移動目標に命中していた
4月29日発表の試験成功の細部に言及 2022年度予算案の最優先装備としてアピール 13日、David Berger海兵隊司令官が講演で、4月末に同司令官が発表したNMESIS(海軍海兵機動型艦艇阻止システム:Navy Marine Expeditionary Ship Interdiction...
View ArticleF-15EXが配備2週間で大規模演習参加
Northern Edge演習で50対50の大規模航空戦訓練に とりあえずF-15Cの代役できるか確認 新電子戦機器EPAWSS、搭載量増、FBW等で上々の成果 最近のハイエンド想定航空戦演習をのぞいてみます 20日付米空軍協会web記事が、2週間前に米空軍部隊に配備されたばかりのF-15EXが大規模ハイエンド航空演習「Northern...
View Article台湾が統合強化と権限分散の軍改革へ
陸軍軍団が各地域を分割担当している現状から 「統合戦域司令部」を5つ設け、海空軍人トップの可能性も 10日、台湾国防相が議会で、2022年1月から台湾軍組織を改編し、陸軍中心から統合を重視した体制や、より各地域司令部に権限を委譲して被害下でも作戦遂行が可能な態勢を追求すると証言しました...
View Article韓国への弾道ミサイル性能制限撤廃に米国同意
射程800㎞以下の制約が撤廃 米国は対中国に期待も、日本にとっては懸念材料のみ まぁ、日本も射程を伸ばしているので、静観の構えか 5月21日、米韓首脳会談に臨んだ韓国大統領は会談後、「(韓国の弾道及び巡航ミサイル開発を制限していた)米韓ミサイルガイドライン撤廃に合意した」と米韓共同記者会見で明らかにしました。...
View ArticleKendall空軍長官候補が上院での質疑に臨む
B-21やF-35調達数、A-10やMQ-9の今後 性的襲撃事案多発への対応についても所信を語る 5月25日、米空軍長官候補に指名されたFrank Kendall元調達&技術開発担当国防次官が上院軍事委員会での質疑に臨み、「私が国防省に戻ろうと考えたのは、中国対処に取り組みたいと考えたからである」と思いを語り、「承認いただけたら、この課題に立ち向かう」と信念を語りました...
View Article米空軍がABMS具現化第1弾でKC-46に中継ポッド
F-22とF-35のデータ共有を可能にする中継ポッド 約2年かけて練ったABMS構想を具体化するとの意思表明 全体像が見えないと懐疑的な議会説明がカギ 21日、米空軍は約18か月かけて構想を練り、数回の実験演習を行ってきたABMS(Advanced Battle Management...
View Article1970年代導入のF-16戦闘機は2070年代まで運用
現在まで4550機製造も、5000機到達の勢い 米空軍の2030年代後半まで使用示唆で、海外需要大復活へ 現時点でもロッキードは約7兆円の受注...
View Article米陸軍と米空軍で無人機対処の動きが
理解不足ですが、この分野が喫緊の課題であることの証左として 陸軍は対ドローン提案対決、米空軍は謎のC-UASカタール配備 18日及び19日付発表や報道が、米空軍と米陸軍の無人機対処の話題を取り上げていますので、この課題の重要性を身にしみて感じるためにご紹介します。...
View Article中国軍大型機16機がマレーシアへ威嚇接近飛行
マレーシアの排他的経済水域内の浅瀬の領有権主張 マレーシア防空レーダー域内に初の大規模編隊侵入 マレーシア軍機がスクランブル発進で対応 5月31日、中国空軍の大型輸送機16機の大編隊が、マレーシアの排他的経済水域内で、中国が「九段線」を根拠に浅瀬の領有権を主張する空域に侵入し、最短でマレーシア沿岸から60マイルまで接近した模様です。マレーシア軍は軽戦闘機(Hawk...
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