超・驚天動地の人事です!
対中国航空作戦の指揮を、戦闘機操縦者でない女性管制官が
2日付Defense-Newはスクープ記事として、次期太平洋空軍(PACAF)司令官が米空軍史上2人目の女性大将で、しかもパイロットでない人物になる予定だと報じています。
併せて同記事は、カーライル現太平洋空軍司令官(Herbert Carlisle)が、戦闘機パイロットの「ボス」たる空軍戦闘コマンドACC司令官に就任予定だとしています
次のPACAF司令官に名前が挙がったのは、Lori Robinson中将で、大将昇任と司令官就任が推挙されるようです。
同中将はE-3・AWACSに登場して航空機の管制や戦域の管理統制を行う「戦闘管制官:air battle manager」で、現在は空軍戦闘コマンドACCの副司令官を勤めています
大きな声で言わせて下さい!
PACAF司令官は対中国有事の際、米軍航空戦力を指揮するJFACC
対中国航空作戦の指揮を、戦闘機パイロットでない女性管制官が
これを激震衝撃人事と言わずに、何と言うべきでしょうか!
2日付Defense-New記事は
●情報筋は、ホワイトハウスがLori Robinson中将を大将に昇任させ、太平洋空軍(PACAF)司令官にノミネートする方向だと語った
●現PACAF司令官のカーライル大将は、退役するMichael Hostage戦闘コマンド司令官の後任に配置される模様
●Robinson中将は、2012年6月に大将に昇任して空軍Materiel Command司令官に就任したJanet Wolfenbarger大将に続く、女性で2人目の空軍大将になる
●この人事は、米空軍が過去6年間取り組んできた、非戦闘機パイロットを司令官ポストに付けるという「根本的な変革:fundamental shift」を示すものでもある
Lori J. Robinson中将について
→http://www.af.mil/AboutUs/Biographies/Display/tabid/225/Article/108119/lieutenant-general-lori-j-robinson.aspx
●1982年にNew Hampshire大学をROTC制度で卒業。「air battle manager」の道に進む
●Fighter Weapons School管制部門の隊長やAWACS部隊の指揮官を歴任。
●イラク戦争の際は、約2千名を率い、B-1とKC-135とE-3からなる派遣飛行部隊の指揮官を務める
●2008年から統合参謀本部の兵力構成・資源監理部の副部長、2010年から空軍長官室の行政連絡官、2012年から米中央軍の空軍副司令官を経験
●2013年春から現在のACC副司令官を務める
●2013年5月に中将に昇任したばかり
●空軍Fighter Weapons Schoolの優秀卒業者、米海軍大学指揮幕僚コースで修士号
●Brookings Institutionの客員研究員、ハーバード大の上級管理者コースを履修
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興味本位で米軍内の女性の進出をご紹介してきましたが、この人事はすごいです。
再度強調します!
対中国航空作戦の指揮を、戦闘機パイロットでない女性管制官が執ります
女性である点や戦闘機パイロットでない点が嬉しい驚きですが、現場作戦のノウハウは十分なものの、経歴に派手さはなく、裏に何か?・・・との思いが募ります。
「戦闘管制官:air battle manager」としての感性や経験や勘が、中国正面で重要なのは確かでしょう。戦闘機操縦者の空中戦感覚が、脅威の変化への対応を妨げているのもその通りです。それでもこの人事・・・は驚きです。
F-35に固執する戦闘機操縦者族へのホワイトハウスの当てつけか? ホワイトハウスの女性登用推進アピール人事か? しかし、形骸化しつつあるとはいえ、アジア太平洋リバランスの最前線を支える指揮官にこの人事?
今後の人柄や人事の背景等に関する報道に注目です!
対中国航空作戦の指揮を、戦闘機操縦者でない女性管制官が
2日付Defense-Newはスクープ記事として、次期太平洋空軍(PACAF)司令官が米空軍史上2人目の女性大将で、しかもパイロットでない人物になる予定だと報じています。
併せて同記事は、カーライル現太平洋空軍司令官(Herbert Carlisle)が、戦闘機パイロットの「ボス」たる空軍戦闘コマンドACC司令官に就任予定だとしています
次のPACAF司令官に名前が挙がったのは、Lori Robinson中将で、大将昇任と司令官就任が推挙されるようです。
同中将はE-3・AWACSに登場して航空機の管制や戦域の管理統制を行う「戦闘管制官:air battle manager」で、現在は空軍戦闘コマンドACCの副司令官を勤めています
大きな声で言わせて下さい!
PACAF司令官は対中国有事の際、米軍航空戦力を指揮するJFACC
対中国航空作戦の指揮を、戦闘機パイロットでない女性管制官が
これを激震衝撃人事と言わずに、何と言うべきでしょうか!
2日付Defense-New記事は
●情報筋は、ホワイトハウスがLori Robinson中将を大将に昇任させ、太平洋空軍(PACAF)司令官にノミネートする方向だと語った
●現PACAF司令官のカーライル大将は、退役するMichael Hostage戦闘コマンド司令官の後任に配置される模様
●Robinson中将は、2012年6月に大将に昇任して空軍Materiel Command司令官に就任したJanet Wolfenbarger大将に続く、女性で2人目の空軍大将になる
●この人事は、米空軍が過去6年間取り組んできた、非戦闘機パイロットを司令官ポストに付けるという「根本的な変革:fundamental shift」を示すものでもある
Lori J. Robinson中将について
→http://www.af.mil/AboutUs/Biographies/Display/tabid/225/Article/108119/lieutenant-general-lori-j-robinson.aspx
●1982年にNew Hampshire大学をROTC制度で卒業。「air battle manager」の道に進む
●Fighter Weapons School管制部門の隊長やAWACS部隊の指揮官を歴任。
●イラク戦争の際は、約2千名を率い、B-1とKC-135とE-3からなる派遣飛行部隊の指揮官を務める
●2008年から統合参謀本部の兵力構成・資源監理部の副部長、2010年から空軍長官室の行政連絡官、2012年から米中央軍の空軍副司令官を経験
●2013年春から現在のACC副司令官を務める
●2013年5月に中将に昇任したばかり
●空軍Fighter Weapons Schoolの優秀卒業者、米海軍大学指揮幕僚コースで修士号
●Brookings Institutionの客員研究員、ハーバード大の上級管理者コースを履修
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興味本位で米軍内の女性の進出をご紹介してきましたが、この人事はすごいです。
再度強調します!
対中国航空作戦の指揮を、戦闘機パイロットでない女性管制官が執ります
女性である点や戦闘機パイロットでない点が嬉しい驚きですが、現場作戦のノウハウは十分なものの、経歴に派手さはなく、裏に何か?・・・との思いが募ります。
「戦闘管制官:air battle manager」としての感性や経験や勘が、中国正面で重要なのは確かでしょう。戦闘機操縦者の空中戦感覚が、脅威の変化への対応を妨げているのもその通りです。それでもこの人事・・・は驚きです。
F-35に固執する戦闘機操縦者族へのホワイトハウスの当てつけか? ホワイトハウスの女性登用推進アピール人事か? しかし、形骸化しつつあるとはいえ、アジア太平洋リバランスの最前線を支える指揮官にこの人事?
今後の人柄や人事の背景等に関する報道に注目です!