オンラインゲームに参加した高校生の能力や性格を分析し、期待できる生徒に軍加入を持ちかける際どい作戦計画
5月24日、米空軍の教育訓練コマンド司令官のSteven Kwast中将がDCで記者団に対し、高校生が遊べるオンラインゲームを提供し、そのプレーぶりから高校生の能力や適性を分析し、優秀な生徒には軍入隊やボーナスや有名大学派遣のチャンスを提供したいと語りました
ゲームを行う高校生は匿名でゲームを行うことが可能で、米空軍はネット上の「IPアドレス」等の情報を頼りに、名前や素性がはっきりしない相手にお誘いのメール等を送ることになるようです。
高校生の能力を把握するためのゲーム開発は現在進行中で、夏には一案が完成するようですが、米空軍教育現場に蓄積された能力見極めや将来に能力進展につながる性格特質のデータが活用されるようです
「再び子供を戦場に送るな」のスローガンで全てが門前払いされるが日本では、とても実現しそうもない計画ですが、米国でも匿名でプレーできることでプライバシー保護等の問題を突破しようとしているようです。
5月25日付Military.com記事によれば
●米空軍が将来の空軍兵士を見つけるため、オンラインゲームを活用しようとしており、教育訓練コマンドのSteven Kwast司令官は、「既存の技術であるインターネットやビッグデータ技術を活用する戦略だ」と説明した。空軍は既にゲーム開発のデータ収集を開始してる。
●「航空機を操縦することに興味を持った少年がいて、素晴らしい才能を持った高校生が居れば、IPアドレスにメッセージを送付し、少年に素晴らしい才能の持ち主だと伝えるつもりだ」と同司令官は語った
●そしてその少年に、「米空軍に入れば1千万円のボーナスを出すとか、ハーバード大学に無料で派遣するとかのオファーを出すことも考えられる」とまで言及した
●最初のオンオンラインゲーム案は夏に出来上がり、試行プレイが可能になると予定を説明した司令官はまた、「幾つかのゲームのを提供することで、米空軍はプレイする高校生の能力を様々な角度から測定することが可能となる」と語った
●更に同中将は「プレイヤーが協調性がある者か、嘘つきか、プレッシャーに強いタイプか、困難を克服するタイプかを見極められる」、「プレーヤーの能力、知識、性格、特性などに関する情報をゲームは提供してくれる」と説明した
●そして「生徒の名前は必要ない。IPアドレス保有者がヘリ操縦者能力やF-35操縦に優れている事がわかればよい。採用活動をスタートできれば良い。空軍の要求にマッチする能力と熱意とタレントを見つけたいのだ」と述べた
●ゲーム作成に当たっては、パイロット養成を効率化・早期化するための現場のデータ分析結果や新技術が活用されている。シュミレーション技術やAI技術もその一つである
●また、操縦者の中には、教官から説明を受けるより、自身で集中してテキストを読み込んだ方が習熟が早い者もおり、このような特性見極めも教育上重要なのだ。対象は操縦者の採用だけではない。整備員等の職域も対象である
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このオンラインゲームで分析できる能力には、サイバーや宇宙や対テロなど、新たなドメインに必要な人材を確保するのにも役立てられるのでしょう
しかし、それにしても・・・きわどい作戦ですねぇ・・・。日本でもやってみたいものです。他人ごとではないですからねぇ・・・
米空軍が必死な人材確保策
「再雇用枠を大幅拡大」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2018-05-25
「下士官パイロットの役割拡大は」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2018-05-19-3
「F-35操縦者養成部隊の苦悩」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2018-05-12-3
「下士官パイロット任務拡大?」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2018-01-22
「仮想敵機部隊も民間委託へ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2018-01-09-1
「さらに深刻化」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-11-10
「世も末:幕僚勤務無し管理検討」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-09-20
「トップが操縦者不足と軽攻撃機を語る」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-09-17
「18年ぶり飛行手当増額」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-08-28
「戦闘機パイロット2割不足」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-05-22
5月24日、米空軍の教育訓練コマンド司令官のSteven Kwast中将がDCで記者団に対し、高校生が遊べるオンラインゲームを提供し、そのプレーぶりから高校生の能力や適性を分析し、優秀な生徒には軍入隊やボーナスや有名大学派遣のチャンスを提供したいと語りました
ゲームを行う高校生は匿名でゲームを行うことが可能で、米空軍はネット上の「IPアドレス」等の情報を頼りに、名前や素性がはっきりしない相手にお誘いのメール等を送ることになるようです。
高校生の能力を把握するためのゲーム開発は現在進行中で、夏には一案が完成するようですが、米空軍教育現場に蓄積された能力見極めや将来に能力進展につながる性格特質のデータが活用されるようです
「再び子供を戦場に送るな」のスローガンで全てが門前払いされるが日本では、とても実現しそうもない計画ですが、米国でも匿名でプレーできることでプライバシー保護等の問題を突破しようとしているようです。
5月25日付Military.com記事によれば
●米空軍が将来の空軍兵士を見つけるため、オンラインゲームを活用しようとしており、教育訓練コマンドのSteven Kwast司令官は、「既存の技術であるインターネットやビッグデータ技術を活用する戦略だ」と説明した。空軍は既にゲーム開発のデータ収集を開始してる。
●「航空機を操縦することに興味を持った少年がいて、素晴らしい才能を持った高校生が居れば、IPアドレスにメッセージを送付し、少年に素晴らしい才能の持ち主だと伝えるつもりだ」と同司令官は語った
●そしてその少年に、「米空軍に入れば1千万円のボーナスを出すとか、ハーバード大学に無料で派遣するとかのオファーを出すことも考えられる」とまで言及した
●最初のオンオンラインゲーム案は夏に出来上がり、試行プレイが可能になると予定を説明した司令官はまた、「幾つかのゲームのを提供することで、米空軍はプレイする高校生の能力を様々な角度から測定することが可能となる」と語った
●更に同中将は「プレイヤーが協調性がある者か、嘘つきか、プレッシャーに強いタイプか、困難を克服するタイプかを見極められる」、「プレーヤーの能力、知識、性格、特性などに関する情報をゲームは提供してくれる」と説明した
●そして「生徒の名前は必要ない。IPアドレス保有者がヘリ操縦者能力やF-35操縦に優れている事がわかればよい。採用活動をスタートできれば良い。空軍の要求にマッチする能力と熱意とタレントを見つけたいのだ」と述べた
●ゲーム作成に当たっては、パイロット養成を効率化・早期化するための現場のデータ分析結果や新技術が活用されている。シュミレーション技術やAI技術もその一つである
●また、操縦者の中には、教官から説明を受けるより、自身で集中してテキストを読み込んだ方が習熟が早い者もおり、このような特性見極めも教育上重要なのだ。対象は操縦者の採用だけではない。整備員等の職域も対象である
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このオンラインゲームで分析できる能力には、サイバーや宇宙や対テロなど、新たなドメインに必要な人材を確保するのにも役立てられるのでしょう
しかし、それにしても・・・きわどい作戦ですねぇ・・・。日本でもやってみたいものです。他人ごとではないですからねぇ・・・
米空軍が必死な人材確保策
「再雇用枠を大幅拡大」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2018-05-25
「下士官パイロットの役割拡大は」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2018-05-19-3
「F-35操縦者養成部隊の苦悩」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2018-05-12-3
「下士官パイロット任務拡大?」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2018-01-22
「仮想敵機部隊も民間委託へ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2018-01-09-1
「さらに深刻化」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-11-10
「世も末:幕僚勤務無し管理検討」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-09-20
「トップが操縦者不足と軽攻撃機を語る」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-09-17
「18年ぶり飛行手当増額」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-08-28
「戦闘機パイロット2割不足」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-05-22