本題の前に、流行の話題を・・・
米国防省施設から「Pokemon Go」スポット消去か!?
12日付Defense-Newsが各種報道をかき集め、米国防省の「Pokemon Go」対処を紹介しています。
公式には、個人的に(私物のスマホで)ゲームを楽しむ事を規制はしないが、国防省の装備品スマホ等でアプリを使用することは許可しないとの方針のようですが、国防省施設内の「ジム」や「ポケストップ」削除に動いているようだとの指摘もあります
12日付Defense-News記事によれば
●各種報道によれば、米国防省は、官用装備品であるスマホでの「Pokemon Go」プレイや、国防省施設内でのゲームを禁じた
●国防省が懸念するのは、スマホがGPSを用いて使用者の位置情報を追跡続ける事である
●英国紙「The Guardian」は、同ゲームが公開された当時は、国防省施設内にも捕獲したポケモンを対戦させる「gym」が幾つか設定されていたが、現在は無くなっていると報じている
●国防省報道官室のPatrick Evans中佐は、「これまでもそうであったように、国防省は勤務者が私物デバイスを、仕事中かどうかにより、適切に使い分けるよう指導している」と語った
日本の公的機関の中には、「ジム」や「ポケストップ」の扱いに困っている所もあるかと思いますが、米国防省の動きに「右に習え」も出てくるのではないでしょう
か・・・。
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12日付米国防省web記事が、B-52爆撃機の機体内爆弾倉(internal weapons bay)の改修試験が行われている様子を紹介し、新型長距離ミサイルJASSMの発射し成功したと紹介しています。
この機体内爆弾倉改修は、これまでの無誘導の自由落下爆弾しか搭載できなかった「Common Strategic Rotary Launcher」から、JDAMやJASSMやMALD等を搭載できるCRL(Conventional Rotary Launcher)に更新するもので、既にJDAMの分離試験は終えたようです
この改修は、単純にB-52の精密誘導兵器や電子戦機材の搭載能力を向上させるだけで無く、米国防省と米空軍が計画している弾薬庫航空機(arsenal plane)構想へのB-52の活用につながるものと想像されます(本記事はこの関連に言及していませんが・・・)
弾薬庫航空機(arsenal plane)構想は、強固に防御されたA2AD網を突破できるアセットが限定されることから、突破力があるステルス機のセンサーが補足した目標に、突破力は無くても攻撃兵器を多数搭載できる弾薬庫航空機の兵器を発射する考え方です
12日付米国防省web記事によれば・・・
●エドワーズ基地のチームは、B-52爆撃機の新しい機体内爆弾倉CRLから、JASSM(Joint Attack Surface Standoff Missiles)を分離投下する試験に初めて成功した。
●これまでB-52は、JASSMを翼下に装着(最大12発)していたが、CRLにより機体内部にも追加で8発JASSMを搭載可能となる
●また兵器搭載量が増加するだけでは無く、機体内部の兵器を格納することで空気抵抗を削減でき、B-52の巡航速度や燃費を向上させることが出来る
●開発責任者によれば、今回のCRL試験は第一段階で、搭載兵器が機体と接触すること無く問題なくCRLから分離されル事を確認するものである。第2段階では実弾を使用した試験を行い、最終段階では実戦形式の中で全ての能力を確認する予定である
●なおJASSM(射程500kmから900km)は精密誘導の空対地ミサイルで、強固に防御された高価値目標の攻撃を意図する兵器で、固定目標だけでなく、移動目標への攻撃も可能である
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依然として、高度なネットワーク利用を前提とした米空軍の弾薬庫航空機(arsenal plane)構想や、米海軍のNIFC-CA構想が対中国で機能するのかどうか不安です。
もう少し言えば、多数の航空機や艦艇アセットが参加する戦いが西太平洋地域で成立するのかも不安です。なんか、米国の産軍複合体が作り上げた業界と関連資本家のための構想のような気がして成らないのですが・・・
弾薬庫爆撃機の記事
「同構想とB-52」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-03-12
「2030年の航空優勢Plan」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-06-02
「5世代機がセンサー、無人機が弾薬発射」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-02-28
「航続距離や搭載量が重要」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-04-08
「2017年度予算案で言及」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-02-03
「kill chain全体で考えよ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-07-27
B-52関連の過去記事
「もっと能力向上を」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-10-11-1
「海軍と会議後アジア展開」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-06-07
「まだまだ能力向上に投資」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-07-16-1
米国防省施設から「Pokemon Go」スポット消去か!?
12日付Defense-Newsが各種報道をかき集め、米国防省の「Pokemon Go」対処を紹介しています。
公式には、個人的に(私物のスマホで)ゲームを楽しむ事を規制はしないが、国防省の装備品スマホ等でアプリを使用することは許可しないとの方針のようですが、国防省施設内の「ジム」や「ポケストップ」削除に動いているようだとの指摘もあります
12日付Defense-News記事によれば
●各種報道によれば、米国防省は、官用装備品であるスマホでの「Pokemon Go」プレイや、国防省施設内でのゲームを禁じた
●国防省が懸念するのは、スマホがGPSを用いて使用者の位置情報を追跡続ける事である
●英国紙「The Guardian」は、同ゲームが公開された当時は、国防省施設内にも捕獲したポケモンを対戦させる「gym」が幾つか設定されていたが、現在は無くなっていると報じている
●国防省報道官室のPatrick Evans中佐は、「これまでもそうであったように、国防省は勤務者が私物デバイスを、仕事中かどうかにより、適切に使い分けるよう指導している」と語った
日本の公的機関の中には、「ジム」や「ポケストップ」の扱いに困っている所もあるかと思いますが、米国防省の動きに「右に習え」も出てくるのではないでしょう
か・・・。
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12日付米国防省web記事が、B-52爆撃機の機体内爆弾倉(internal weapons bay)の改修試験が行われている様子を紹介し、新型長距離ミサイルJASSMの発射し成功したと紹介しています。
この機体内爆弾倉改修は、これまでの無誘導の自由落下爆弾しか搭載できなかった「Common Strategic Rotary Launcher」から、JDAMやJASSMやMALD等を搭載できるCRL(Conventional Rotary Launcher)に更新するもので、既にJDAMの分離試験は終えたようです
この改修は、単純にB-52の精密誘導兵器や電子戦機材の搭載能力を向上させるだけで無く、米国防省と米空軍が計画している弾薬庫航空機(arsenal plane)構想へのB-52の活用につながるものと想像されます(本記事はこの関連に言及していませんが・・・)
弾薬庫航空機(arsenal plane)構想は、強固に防御されたA2AD網を突破できるアセットが限定されることから、突破力があるステルス機のセンサーが補足した目標に、突破力は無くても攻撃兵器を多数搭載できる弾薬庫航空機の兵器を発射する考え方です
12日付米国防省web記事によれば・・・
●エドワーズ基地のチームは、B-52爆撃機の新しい機体内爆弾倉CRLから、JASSM(Joint Attack Surface Standoff Missiles)を分離投下する試験に初めて成功した。
●これまでB-52は、JASSMを翼下に装着(最大12発)していたが、CRLにより機体内部にも追加で8発JASSMを搭載可能となる
●また兵器搭載量が増加するだけでは無く、機体内部の兵器を格納することで空気抵抗を削減でき、B-52の巡航速度や燃費を向上させることが出来る
●開発責任者によれば、今回のCRL試験は第一段階で、搭載兵器が機体と接触すること無く問題なくCRLから分離されル事を確認するものである。第2段階では実弾を使用した試験を行い、最終段階では実戦形式の中で全ての能力を確認する予定である
●なおJASSM(射程500kmから900km)は精密誘導の空対地ミサイルで、強固に防御された高価値目標の攻撃を意図する兵器で、固定目標だけでなく、移動目標への攻撃も可能である
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依然として、高度なネットワーク利用を前提とした米空軍の弾薬庫航空機(arsenal plane)構想や、米海軍のNIFC-CA構想が対中国で機能するのかどうか不安です。
もう少し言えば、多数の航空機や艦艇アセットが参加する戦いが西太平洋地域で成立するのかも不安です。なんか、米国の産軍複合体が作り上げた業界と関連資本家のための構想のような気がして成らないのですが・・・
弾薬庫爆撃機の記事
「同構想とB-52」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-03-12
「2030年の航空優勢Plan」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-06-02
「5世代機がセンサー、無人機が弾薬発射」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-02-28
「航続距離や搭載量が重要」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-04-08
「2017年度予算案で言及」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-02-03
「kill chain全体で考えよ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-07-27
B-52関連の過去記事
「もっと能力向上を」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-10-11-1
「海軍と会議後アジア展開」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-06-07
「まだまだ能力向上に投資」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-07-16-1